色々あった日なのだが、これで全部吹っ飛んだぜ。マジでカミさんに観るのを勧める(まあちょっと後述の理由からではないが)。女性監督だったってのも大きいかもな。男視点の話ではあるが、女性の描写に嘘が少なめだと思う(完全に嘘がないとは言えない。わからないから)。
うんと、戦闘シーンがほんのちょっと(あれを戦闘シーンと呼ぶのなら!)あるだけで、彗星が落ちてくるのでもなければ大怪獣が海から現れてバージョンごとに地名で呼ばれるわけでもなく(本編でも呼ばれてねえよ)、もうなんか京アニの可愛らしい女の子とそれっぽい男の子がキャッキャウフフ(傍目には)してるだけの話のはずなのに、なんだあの全編に溢れる緊張感は!
俺だったらあの栗毛の三つ編みの子なんか絶対いい子に描いちゃうし、黒髪の子なんか長澤まさみか、お前は真田丸の長澤まさみか! と画面に向かって突っ込みたくなるような感じにはしないと思うが、いやだがもうなんだ本当に。
なんだこいつと思ったら、まあ劇場に足を運んでみましょう。損はさせませんぜグフフ。
いや、正直映画じゃなかったら途中で見るのやめてたくらい辛い話でもあるんですけどね。でも、当事者は逃げられないんですよ。
その逃げられない当事者が、出口を見つける話なので最後はなんとかなってます。
そんな話。
ああいや、お話そのものの出来は原作の力が思いっきり大きいのはたぶんそうなんですが(現時点で未読。でも未読であることを感謝している。ちなみにこれから一気読みの予定)。
でもまあ京アニの持てるポテンシャルをフルで使い切って、あれを作り上げたのはすごい。表現が陳腐かもしれないが、すごいとしか言いようがないっていうか、マジでヤバイって口から出ました。
ああやっぱり京アニに剣やってもらえたらいいのになあ! ってまだ世にも出てないものを。この辺は物書きのマスターベーションだから許して。読み逃して。
さて、朝からあったことを書こうか。
まず昼飯な。例のトルコ料理のケバブを1個買って、ナノに食べさせておこぼれもらってから、その近所のラーメン屋さんに。自分的には塩っ辛いかなあと思ったが、出汁に油分が少なかったからかもしれぬ。この辺は難しいね。
戻って、ナノのクラスメートの皆さんがいらっしゃる。オレは仕事しようかと思ってたが、襲いくる睡魔に負けて夕方まで寝てしまう。
それからカミさんのリクエストで風呂。ちょっと離れたスーパー銭湯に。いい湯だった。
帰り道、激烈に腹が痛くなったが、それにもめげず帰宅後、篭った厠で映画を予約。冒頭に至る。
しかし『君の名は。』なんかもタイトルだけなら観なかったと思うし、この映画も前評判があんなにすごくなければ行こうと思ったかどうかなのだが、今年の夏映画はすごかった。有無を言わさずBD3枚(現時点で)予約開始と同時にポチると思う。こんなの初めて!
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