6月中旬から出発直前

 ちょっと話が前後するが、勝手に旅行に行くって決めちゃったので、当然カミさんに怒られる。なんとか許してもらえたが。
 で、三毛の世話とかお願いしなきゃならないので、そのための練習開始。結構大変。あと、留守中の保存食とか。ボイルハムとハンバーグ凍らせたのを作り置く腹積もり。ハンバーグは6月の半ばくらいに大量にひき肉買ってきて、その時夕飯と一緒に作った。ハムは塩漬け開始。

 で、部屋があんまりなので、ちょっと整理開始。でないといつまでもやらんので。
 とりあえず捨てるものを運び出すが、終わらない。目の前真っ暗だ。それでもオレを動かしたのは、これが終わらなければ旅行に行けないという自分縛りだった。偉いぞオレ。
 そしてとりあえず部屋から物を引っ張り出し、廊下に置いてひと段落。そしていつまでも放置気味。やらなきゃと思えば思うほど、台所の掃除とかに精力を傾けてしまう。台所も大概だったからなー。

 そうこうしながらも、洗濯物干す紐とハンガーのセットとか購入する。安かったが、かわりに届くまでに半月とか。Amazonなんだぜ、これ。
 あとチューブ入り洗剤とか。よくできたもので、ちゃんと100ccに収まる範囲なのな。明らかに航空機への持ち込み制限を考慮した製品。しかも結構落ちがよくて泡切れもいい。なかなかの優れもの。まあ、洗剤としての効能のほどを知ったのは現地に到着して最初に衣類を洗ってからのことだけども。
 このほか、充電用のAC-USBアダプタとか(フルスピードでMBを充電できるUSB-Cもついてるやつ)、ホテルのwifiに繋がって、電話やパソコンに固定したIDで繋いでくれる無線ルーターとか、旅行の後に使い道あるのかよっていう代物をしこたま買い込んだりして。ケーブルも買ったなー。両端がUSB-Cのケーブルももう一本と思ったらなぜか売ってなくて、変なの使うとデバイスが壊れちゃうっていう問題が絶讃発生中であることを知ったり。ちょっと不安になったけど、前買ったヤツは比較的信用できるメーカーのだったし、何度か使って問題はなかったので気にしないことに。でも、万が一を考えて本来のケーブルとACアダプタも持って行こうと考える。

 そうこうする間にも出発の日は近づき、廊下の箱は積まれたまま。
 見るに見かねたカミさんが、出発のちょっと前に廊下を整理してくれて(捨てられたわけではない)、なんとか。山の中から、以前購入したフィギュアとか出てきてびっくり。ヘビーメタル・バッシュとか買ってたんか、オレ。いやすごく前のことだけど。Figmaのまどかシリーズとかさ。アルティメットは買ってない。
 というわけで懸案は全部片付いた。家族に面倒ごと押し付けていくのが大変気がひけるものの、その埋め合わせは戻ってからと心に誓い、荷物をカバンに詰め始める。
 この時のオレを褒めてやりたい。用途別にコンパクトに収納した荷物を、機内持ち込み可能なキャリアバッグに詰め込み、ちょっと早いかなと思いつつも衣類も突っ込んでおく。ああ、短パン入れなかったのはかなり大きめの失策だったが、まあ細かいことだ。いつも忘れがちな薬とか、湯沸しポットとかも忘れなかったぜ。
 とにかく、だいたい必要なものはそれなりに早い段階でほとんど詰め込んであったのだった。シャレオツの国だし、ちょっと見場のいいパンツ類も買ってきたし、あとはパソコンのACアダプタや充電ケーブルさえ当日朝に入れれば終わりさっていうですね。
 空港へ向かうスケジュールも設定完了。朝9時に搭乗開始の便なので、安全を見て2時間前には空港にいなければと思い、朝5時の電車に乗る腹づもりで、6時頭のスカイライナーを予約しておく。
 なんども乗り換えアプリでシミュレーションして、これで完璧だと一人ご満悦。

 そしていよいよ出発の前日。しばらく会えない家族と楽しむ夕飯。安酒だけど、今日は妙にうまいぜ。酒が進むぜ。緊張感ゼロ。ここまで緊張感を持って進めてきた計画が、ここで初めて破綻の予兆を見せるわけだが、それはこのすぐ後のこと。
 いい気分になって食器を洗いつつ、塩漬けにしてあった肉をボイルするのを忘れていたことに気づき、慌てて湯を沸かして炊飯ジャーに肉を漬け込む。食器を洗い終わり、したたかに酔っていたので風呂に入らずとりあえず横になり、そしてそこから記憶がない。

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