すでにロカンダ・アルピーナで酷い目にあっているというのに、またやらかしました。今夜泊まるHotel Express by Holiday Inn Langhe Cherasco(あー、長い名前だ。でも、もうそらで打てるようになっちゃったよ)のことであります。
このHotel Express(略)ですが、Google Mapに名称を入れてググってみてください。ケラスコ(Cherasco)という町のすぐ横にピンが立つのではないでしょうか? わははー。ふざけんなー。実際はそこから西に7キロほど行ったところ、ちょうどケラスコ出口の前にある料金所のすぐ脇にあったりするわけです。
つまり、このHot(ryから目的地であるケラスコのローザ・ロッサに行こうと思った場合、延々8キロの道のりをクルマ移動する必要があるわけです。まあ一本道に等しいので、ある程度はなんとかなるといえばなるんですが、飯食いに行くのにお酒が飲めないわけです。うああ、なんてこった!
いや、なんだかんだ言って自業自得なので、これもそういう流れだと割り切って、クルマで向かったのですが。
あ、そのH(ryへの移動はまあなんとかなりました。行き着くために、ケラスコに着いてからさらに30分ほど空費しましたが。でもまあ、それは余裕持ってたので問題なし。
さて、お土産買うついでにと早めに移動したケラスコ(暗くなってからの運転もイヤだった)ですが、目抜き通りが何百メートルかあるだけで、他に何もない! しかしお店の開店まで2時間もある! な……なにして時間潰そう。
しかも、駐車はどうやら迷惑にならなければ自由な感じなのですが、いやしかし、町の事情を知らないから、本当にそこに停めていいかとても不安。で、結局、公式にPマークのある区画が空いたので、そこに入れて事なきを得たわけですが。いつもそんな幸運があるかどうかわからないうえに、なにしろ土曜日の夜でしたから、かなり危険な賭けだったかもと後になって気づいてみたりして。
お店はよかったです。ケラスコはカタツムリが名物らしく、いたるところにカタツムリ料理の看板があったんですが、それを主菜で頼んでみました。フリット。野菜付き。前菜はブラ(Bra。近郊の都市。スローフード協会の本拠地)の生サルシッチャを、プリモは赤ワインのリゾット。ここの名物はタヤリンやプリンなんですが、なぜあえてリゾットにしたのかといえば、飲めない分赤ワイン分を補給するためだったのは言うまでもありません。
カタツムリのフリットは不思議な味で、なんというか、いままで食べた貝の中でも一番濃厚な味がしたような。
リゾットはやはり美味しかったのですが、変わっていたのが栓つきのビンに入っていたことで、どうやら香りを封じ込めるためだったようです。前菜の生サルシッチャは、明日行くアスティで出る定番の方が美味しかったかもしれません。
ドルチェはブネッ。日本で出るのの優に3倍はありました。あの外見(穴あきのチョコレート色したプリン)で最初に想像した味そのまんまでした。ああ、やっぱりオレは間違っていなかったと。
根性なしとののしられようが、炭酸水で押し切りました。でもおかげで体調はすこぶるいいです。やっぱり呑みが腹を苦しくしているのは間違いないところ。
冷や冷や物で夜道を運転し、なんとかホテルに到着。そのまま寝ましたが、十分に時間を置いたおかげもあって、快適に眠ることができました。
明日はアルバ経由でアスティ。アルバでは、いま、トリュフ祭りの真っ最中……のはず。
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