今日は午後からクルマ転がして西に向かわなければならないというのに、あんま寝ないで朝から映画。
なに書いても陳腐になるので書かないけど、悪いこと言わないからみんなで観に行こう。この手のはお説教くさくて大嫌いなジャンルだったのだが、これは違う。違うから。淡々と事実だけが描写されていく物語のなんと見事なことか。自分は夫と親としての立場から猛烈に突き刺さるものがあったが、たぶん見る人間によって刺さり方がまったく(とまでは言わないけど)違う物になると思う。ただ、たぶん刺さる。ほぼ確実に。
というわけで、公開劇場はこちら。
将来的にはiTunes Storeで配信も始まるらしいぞ。でもオススメは劇場の最前列で観ることだ。冒頭の空の青さに心奪われ、後半の痛みに胸えぐられること請け合い。
徹底した取材に基づく昭和初期の広島、呉の風景と人々の暮らし、それが戦争でどう移り変わっていくか。言葉にすればそれだけだが、われわれにとって記憶に新しい話で言えば東日本大震災、あれかあれ以上の惨劇が通り過ぎた人々がどう変わり、どう変わらないか。それがどれほどの綿密な調査と(ごく中立的な)考察の上に作り上げられているか。観ただけで目眩がしましたよ。
かくありたいと思うが、さすがにここまでは……オレはオレにできることをやるしかないんだけどね。
いやしかし、今年は『シン・ゴジラ』すげえと思ったけど、『君の名は。』ですぐにそっちに心奪われ、しかし『聲の形』が心に突き刺さり、やはり萌えとシリアスを両立できる京アニすげえ(もちろん原作あってのことではあるが)と思ったのに、それさえどっかへ吹っ飛んでしまった。なんて年だ。1本1本が別の年なら全部その年の代表作になりうるものなのに、まとめてこの4ヶ月の間に来やがったっていう。
戻って準備して出撃。近所のマクドに寄ろうと思ったが、とてもじゃないが入れる感じじゃなかった(土日の昼はクルマで行っちゃダメな場所だってこと忘れてた)ので、諦めて高速の入り口に向かうことに。途中、入れそうなところもあったのだが、右車線でスピードに乗ってたし、後続もいたので諦め、素直に高速入り口のマクドに寄った。ここも結構混んでたけど。
それからはスムーズで、新東名突き進むだけで目的地に到着した。ああ、東名に分岐してるあそこの先が繋がったのねっていう。
で、本当はそのまま目的地にアクセスできるのだが、前泊して翌日向かうことになっていたので、そこから名古屋の環状線に入ってですね、ちょっと地獄見ました。まあ次は大丈夫だけども。
鰻を食べることを自分に禁じていたのだが、せっかく浜松通るんだしいただきましたよ。中国産のだったけど、全然美味しかった。宿でもひつまぶしいただいたしな。
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