8/4 がっじーら

 朝、ナノを送ってからクルマに飛び乗って映画へ。ゴジラのIMAX3D版。ロケハンかねて。ナノが飽きたり恐がったりするような内容だったら無理に連れてかないでいいかなと思うし、自分は見たいしで。まあ大丈夫だろうとは思うのだけど。

 朝飯はリンゴパイ+牛乳。映画から戻って宅配の不在票が入ってたのでそれ待ちつつ日清の出してるジャンバラヤで昼飯。わびしい。でも眠かったので、なかなか来ない宅配ぶっちぎって寝る。起きてナノのお迎えに行くかーと思ったら来た。成田亨作品集。ナノにはデザインの原型とか尖りすぎてダメだったらしい。まあもともとナノのために買ったわけじゃないので、どうでもいいといえばそう。
 夕飯は鶏胸肉のコンフィ。香りづけとかは成功したが、火の通りが甘かった。どうも電子ジャーの保温がうまくなかったらしい。うーむ。もう古いからなー。後から熱湯で湯煎し直して、さらに表面ぱりっとさせるために焼いてとどめさして出す。うまかった。
 明日も朝起きなきゃならないのは確定なので、早く寝ようと思っててっぺん過ぎる。
 早寝して早朝に起きて仕事して、ナノ送って仕事したり昼寝したり昼飯食ったりってのが現状ベストのスケジューリングだと思うので、それに近づけるように。

 以下、ゴジラ2014ねたばれ。

 渡辺謙がゴジラという発音にこだわったらしいが、シナリオ的には英語発音の方がよかった勢です。あのこだわりを押し切るなら、もっと日本の描写をんがぐぐ。別に旧ゴジラに拘泥してるわけではないっすよ。
 なんかシリーズ2作目あたりのノリ。シナリオの肝がゴジラじゃないじゃん。武藤さんの方がよっぽど肝になっちゃってる。もうさ、やっぱりゴジラが事件の中心だと誤解されたりするくらいの流れは欲しいよ。それじゃ平成ガメラじゃないかって言われそうだけど、しょうがないじゃん、シナリオの造り一緒だし。
 なんてことを思いながら見てましたが、ワイハーで正面顔から一発咆哮した瞬間に全部許してました。

 ていうくらい、お話はわりとどうでもいいです。USAではたぶん家族の絆とかいろいろ入れないと企画通らないんでしょう、なんかそういうの入ってますが、あんなもの定食のキャベツとかケチャップスパゲッティなんかと一緒なので気にする必要はありません。ゴジラが吠えてビルをぶち壊しつつ武藤さんと戦います。それで全部オッケーです。
 最初の1時間を耐え切れるかどうかですね。別にオレは平気でしたが、ちょっと困ったのは事実です。日本とUSAの描写のリアリティレベルが違いすぎて、ちょっとね。まあこれは日本を知ってる日本人だからしょうがないんだけど。だからほかの国では完全スルーだと思うし。

 音楽はやっぱりバット某なんかと一緒に聞こえて、ハリウッドはこういうのじゃないとダメなのかなーと思いました。かといって、無理に伊福部節を入れろとは思いません。なんかこう、ゴジラだなーと思わせてくれるテーマならなんでもよかったんですが。
 あー、中途半端に伊福部フレーズが入ってるところとかありますが、あんなんやるならいっさい入れない方がいいと思いますよ。意識して似たような旋律削っちゃうというか。
 うん、まあそんだけ。怪獣の格闘見るには最高の映画でした。それだけで2000円超の価値はあります大丈夫です。ゴジラがアメコミ顔で、なんか妙に表情があるのもオッケーです。ゴジラっていうよりトムジェリのブルおじさんとかそんな感じでしたが。もっとわかりやすくて具体的な例があるような気がするんですが、なんか思いつかないのでそのまんま。

“8/4 がっじーら” への3件のフィードバック

  1. 小田亮 より:

    ゴジラ観ましたが、なんかイマイチでしたね。何も平成ガメラにしなくても…というのもあるのですが、脚本と演出がもうちょっと何とかならなかったのかと。芹沢博士なんかずっとぶつぶつ言っているだけだったし。ゴジラや武藤よりもジュリエット・ビノシュの老け顔の方が怖かったです。

    それにしてもアメリカ人って家族の絆が好きですよねえ。

    • Kusakabe より:

       これでもかって出てきますよね。もう間違いなく確信犯だと思うわけです。
       企画通すためにドラマシーンでっち上げて、怪獣のどつきあいだけ開き直る方向で考えたに違いありません(確信)。ムートーのデザインがいかにもあっちのクリーチャーでちょっと違和感ありますが、さりとて東宝怪獣まんま出せってのもアレですし。

       ネットでは既存のゴジラを研究してるという声が多いですが、うわっつらだけ見てわかったつもりで作ってる感がビンビン伝わってくる(芹沢の扱い等々)ので、いっそ勘違いしたまんま突っ走って欲しいところもあります。だってじゃあゴジラってその辺わかって作ってたのって1作目とかくらいで、2作目は確信犯としても、あとはもう東宝チャンピオン祭り合わせのやっつけですし(モスゴジ、キンゴジあたりは別のいい味出してますが)、平成にいたっては評判のいいビオランテすらあの始末なので、勘違いしてても責められないというか、化学変化起こしてかえって面白くなるんじゃないかと。
       極端な話、TFやマーベルヒーローズ扱いならそれはそれでありかなと。そのくらいでないとこれから日本のゴジラが作られる可能性壊滅ですから(余談ですが、じゃあ平成ガメラのスタッフにという声が出てきそうですけど、彼らはあれが限界だと思ってるので、シナリオに絡むならやってほしくなかったりします。金子監督がゴジラ作りましたが、樋口氏なんか抜きだったのでガメラ臭抜けててむしろよかったように感じてます。まあ変化球でしたが)。

       幸い、怪獣のバトルはちゃんと怪獣同士の戦いになってますので、この先もがっかりしないで見られるかなあと。
       個人的にはぜひともキングギドラをLotRの特技(今回のゴジラは指輪物語やホビットのVFXスタッフが担当)で見てみたいところではあります。金星人の下りとかちゃんと翻案して、米軍が立ち向かうんで全然いいんで。インディペンデンス・デイじゃん、それって突っ込みは野暮なのでなしの方向で。

      • Kusakabe より:

         あー。樋口氏はガメラが限界ってのは語弊があるな。つまり、クオリティはもちろんもっと上げられるけど、雰囲気がガメラのそれと一緒になっちゃうだろうということで。すくなくともまるきり変えちゃうことはできないんじゃないかなと。逆にそれは当然なんだけど。
         で、国産ゴジラはもっと新しい感性にやってもらいたいなーと。既にガメラは国産特撮のスタンダード化してると思うんで。

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