8/10 環太平洋

 パシフィック・リム観てきましたよ。ナノと一緒に。
 ロボのデザインがあれだし、正直そこまで楽しみにしてはいなかったんですけども、直前の評判がものすごくて、おもわず期待していってしまったにもかかわらず、はるか頭上を軽々と飛越えていった感覚。
 まあそりゃね、お話の処理は少々甘いと思いますよ。気になったところがないとは言わないです。
 でもそういうの一切関係ないです。
 あんだけロボが出て怪獣が出て、組んずほぐれつしてビルぶっ壊して火を噴いて空飛んで船でぶん殴って刀でぶった切れば、そりゃあもうご満悦ですよ。デザインが戦闘巨大ロボじゃないとか、いろいろ気になってたんだけど、観ちゃうとそんなのどうでもよくなるので無問題。
 これは、10何年くらい前に一部の国産特撮作品が陥った「わかる人だけに受ければいいや」的な内輪受けの空気とは違います。オレそういうの大嫌いですけど、そういうのあろうがなかろうが無関係に観客を中身に引きずり込む感じなんで。もう圧倒的。あのくらい超越してると、細かいことなんか気にしてるヒマさえない。
 や、世間で批判されるほど話がダメってわけでもないし。ただ、普通にロボ物やってるだけですから大丈夫。ていうかあんだけ画に力があると、古のロボットプロレスレベルの筋立てで全然いけるのな!(話に深みがないってのとはちょっと違う。ただ、昨今のロボット物に比べるとシンプルそのものってだけ)
 なにが驚いたって、ナノが2時間超の映画の間、ほとんどスクリーンに釘付けだったこと。既知の特撮キャラが出てるわけでもなく、画面は暗いし、怪獣はでかくて恐いし、音は大音響だしってんで、普段なら耳塞いでいやがって出たいって言い出すのが当たり前なのに、もうかぶりつきでずっと観てて、非常に気に入ってましたもん。独りよがりだったり、内輪受けの作品って、子供反応しませんよ、あんまり(まあそれでもウルトラだったら無条件に食いつくとかあるのは否定しないけど)。
 北米では不入りだとか、そういう話はおいといて(たぶんこの手の話は北米方面には向かないんだと思う。たとえば、最新版は知らないけど、エメリッヒのゴジラはパニック物でしかなかったり。怪獣映画としてのゴジラの空気はかけらも残ってなかったというのは、北米市場がそういうものを欲してない証拠だと思うのですわ)、アジア圏では超好調らしいんで、ぜひともヒットして後続の作品(続編も含めて)に道筋を作って欲しいところ。

 ただ、自分的にはこの作品、家でビデオ鑑賞する気にならないです。でかい劇場で、できればIMAX3Dで観るのが一番。理由はいままで書いてきたとおり。あの映像は最高の条件で見なきゃ。オレはロボと怪獣の組んずほぐれつをメインに観に行くのであって、ストーリーを噛みしめにいくってわけではないので。
 どうしてもってんなら、ホームシアターにちゃんとした3Dシステムとサラウンドのごついの仕込んで、それでようやくってところかな。いやこれにはその価値がある! たぶん防音で部屋の改装も必要だから、えらいことになるけどナ! あ、3Dバイザーだともっと安く行けるか! ぬ、これはちょっと金を貯めたくなってきたぞ! みんなで観られないからちょっとつまらんけど。まあしかし家族分バイザーを用意しても、ホームシアター新調するよりは安いかな。

 昼飯はハンバーガー。夕飯はファミレス〜家で米入り肉団子のスープのコンボ。ちょっと変則。

 そういえば、縁日の金魚をなんとか飼おうとして、そのたびに全滅の憂き目に遭ってきたのだが、昨日こないだ手に入れた金魚の最後の1匹が死んだので、とうとうちゃんとした観賞魚屋で金魚を買ってきた。水質改善薬とか、追加の砂とか、水草とか込みで。
 大きさもさることながら、元気さとかも全然違う。当たり前だが。まあ店のご主人も「縁日のはねー、まず薬浴させてからじゃないと」とか言ってたから、そういうもんなんでしょう。
 次回は薬浴させてからなんとかしてみるかな。<やる気なのか!

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