1/13 世界にはいろいろな物語があり

 それはすべてやり直しのきかない一度かぎりのものだ。
 どんな悪人にも、善人にも、いいことも悪いことも、なにもかもひっくるめて一期一会であり、だからどんなことでも二度とは起きないことなのだと納得し、前に進むべき——だって頭でわかってても、やっぱり不快なことは不快だし、大半の人々は嫌なことが起きたらそれを受け入れてどうにかしようなんて考えないってのはごく当たり前のことだと思うわけで。
 さて、身内にそういう問題が起こった。自分の問題はわりあいそういう気分で乗り切るように腹を据えたのだが、こうなると問題が別次元に発展する。いやもう本が出るかとか売れるかとかそんなことどうでもよくなっちゃうね。よくないんだけど、わりと二の次に考えてもいいかなって気分になる。そんなもんだ。
 いろいろ解決策を考えるが、自分のことではないので本当に悩ましい。自分のことじゃないのに他人事じゃないからだ。考えるのをやめても問題にかかわることを回避できない。主に魂的に。まあ結局、担当者と直談判、ダメなら問題の根本的解決を図るって方向しかないわけだが。
 そう考えるとちょっと開き直れた。まあそうなるとまたいろいろシフトチェンジしなきゃならなくなり、面倒なことが増えるのだが、手数的な面倒などわりとどうでもいい。

 まあ、とりあえず大人なりに戦ってみよう。暴力を伴わない方向で。もちろん。

 電話。ちょっと動いた。たぶん配送所方面に移動したんだろう。火曜日に配送されるかなあ。そして火曜日には整骨院もあるのだが。

 ナノはお友達がきて夕方まで遊んでいた。というわけで、昼飯は宅配のピッツァ。カニのヤツ。
 夕飯は回転する寿司風のあそこ。ネタが偽物だとかそういうのはどうでもよろしい。なんであろうと新鮮でちゃんとそういう味がするっていうのは正義だ。もちろん値段の安さもだし、たぶんあそこが異様に混んでいるのはそれが最大の理由なんだろうが。
 いや、行った時間が最悪で、駐車場からクルマがあふれてどうしようもなく(でも電話から予約はばっちり)、しかも駐車場整理がダメダメで、これ以上並んじゃダメなら並ぼうとしているクルマが詰まる前に退いてもらう努力が必要なのにそれもせず、300メートルほどの場所にコインパーキングがあるのに把握もしておらず、もうとにかくぶち切れそうになった(動けないところまで来させておいて「ここで待たれると危険だから、時間をずらして来られないか」とか言うかね、普通。それを指摘したら納得されちゃうし。おいおい。言われた通りにしたら、即座に事故るぞ。しかもこっちが動けない状態なのに、前のクルマを下がらせるような指示を出してもうちょっとで事故るところだし。あれか、嫌がらせか?)が、まあ相手も疲れてるんだろうということで指示に従ってカーナビで近隣の駐車場を探し出して移動、事無きを得た。
 まああそこ、他の客に知られたらあっという間にそこも埋まっちゃうけどな。
 入ってからは順調で、そこはさすが捌き慣れてるなあってところ。目的は主にラーメンだったし。ラーメンかよ。

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