9/10 天がピンチ

 午前中、セキセイインコの天の様子がいよいよおかしくなる。頭はばさばさで、目を苦しそうに細めている。
 これはまずいと思い、とりあえず鳥カゴをきれいにして飲み水と餌を取り換えようとしたら、なんとたっぷり入っている餌が固まっている。餌箱を持ち上げた時、カゴの下にためてあるシリカゲルの砂がちょろっとくっついていたのだが、どうやら最近の暑さで餌の中に入ってる虫の卵が孵化して繭を作ったらしい。
 こ れ か!(いや、正確にはわからんのだけど) たくさん餌をあげて油断していたのだが、そういえば急に餌が減らなくなってフラットになった気がしていたんだ。餌はちゃんと替えていたのだが、残ったのは捨てずに上に足していたからなあ。
 もうなにもかも捨てて全部洗い、きれいな餌と水と塩土を入れて様子を見る。最初に食いついたのは塩土。そういえば、相当削れてたので、もしかしたら食べたくても食べられなかったのかも。迂闊だった。
 で、塩土を食べたら少し元気が出たように見える。それは気のせいではなくて、しばらくすると目がぱっちりとしてきて、餌にも口を付けるようになってきた。とはいえ、便は下痢をしているし、全然予断は許されない。ああ。
 小鳥はとにかく身体が小さいので、ちょっとしたバランスの変化でころんと行ったりして、医療行為がかならずしもプラスに働かないのが困ったところ。すごく設備が整った病院でも、やってくれたのは温めて酸素吸入だけだったり(もっとも、それで効果絶大だったが)。まあその鳥は次第に衰弱して死んでしまったのだけど(遺伝的になにか欠陥があったらしい)。
 その子の分まで天は長生きをしているので、ここで終わりは寂しすぎる。しかも自分の不注意で。とにかく持ち直して欲しいものだ。

 夕飯はカミさんが留守の間に作って置いてあった鶏のトマト煮を使って、茄子のスパゲッティ(煮汁をソースに入れた)と鶏と芋と野菜の煮込みを。
 素直にトマトで炊いてあっただけなので、とてもいい味だった。料理って変に弄っちゃだめだよなあと思う。

 風呂に入り、寝落ちしそうになりながら仕事。いいぞ、ここだ、ここなんだと思いつつ睡魔に負けて寝た。

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