ナノの入学式。朝早く起きて、通学路をそのまんまたどって学校へ。だいたい40分弱かかった。想定どおり。もっとも、実際の通学時間はあと30分早いので、これが通用するかどうかはわからないのだけど。なもんで、ちょっと早めに出さないといかんかな。
それはともかく。
まー長い。こんなんだったっけ、入学式。すげえ大変。そしてブラバンの演奏が本気。ここそういえばブラバンの成績いいんだよね。何年か連続で金賞とかなんとか。
すんげーかたっ苦しいスピーチとかやって、ようやく解放。ふー。
で、そのあと軽くガイダンスとかあってようやく帰投シーケンスに入れたわけだが。
定期も無事入手完了し、仕事に向かうカミさんと別れ、ナノとともに卒業した小学校へ。なんでも入学式の日に制服をお披露目しにいくのが習わしなんだそうな。というわけで向かう。この時驚いたのが、ナノが本気だと、履きなれない革靴だったとはいえ、置いていかれそうになったこと。こいつ、電車じゃ真っ先に席を確保しようとしよるくせに! エレベーターでも、座る隙があったらいつでも腰掛けようと身構えていよるくせに!
ね、年齢か? 年齢なのか? そういや立ってるの最近大儀になってきたしなあ。ダメだ。
それはともかく。
当然まだナノを知ってる下級生ばっかりなので、ちょうど給食の時間だったこともあり、思いっきり囲まれて歓迎を受ける。こっちはまあ別に用はないはずなので、廊下でぼんやり。頃合いを見て帰るかねえと思っていたら、一緒に卒業した子たちも向かっているとのこと。というわけで滞在延長。
まず1人到着で、その子も交えてまた盛り上がり、さらに追加で到着した2人も加わって、即席の発表会というか、いやなんていうんだ? まあとにかくそんな感じ。クラスの全員(除く1年。午前で帰った)を前に、中学行ってどうだったかとか、アドバイスとか(偉そうに!)、そういうのを。
いい感じで盛り上がり、お開きになる。
実はナノの出たクラスは、主力のベテラン先生や新人だけどもう主戦力化していた先生が3人(あとやっぱり慣れつつあった先生がもう1人)も転勤になり、大変なことになっているはずなのだが、不思議にその先生たちの抜けた穴を生徒たちが埋めている感じで回っていた。
もちろん大変なことに変わりはないのだろうけど、それでも不思議に全体がいい感じの空気に変わっていたりした。気がしただけかもしれないが。
いや、なんかこう、大事なピースが欠けてしまうと、集団ってそれを埋めるように動いたりするので、そういう力学が働いているのかもしれない。
主戦力の先生たちが抜けたはずなのに、残った先生たちも前と同じ雰囲気でバリバリやってたし。
なんだかちょっと胸が熱くなった。もう関係ないのにね。いや正確には、関係しちゃいけないというべきか。すでにあの場所は彼らのものなのであって。余計なお世話というか。
まあとにかく、あの子たちに幸あれと心で思いつつ帰ってきたのだった。これで小学校は本当におしまいだ。
ナノはまだあの場の一員って空気を引きずってたようだけど、残念、お前はもうあそこに居場所はないんだよ。
明日からの学校で、それを自覚していくことになるんだろうと思うが。
もちろん、完全に縁が切れたっていうわけじゃない。きっと、あそことの絆は一生続くんだろうと思うのだけど。それでも、ひとまずおさらば、なのだ。
そう割り切るには、6年の歳月はちょっとだけ長かったけど。
戻って遅い昼飯。ファミレス。よりによって一番高いメニューを注文しよった!(絶望) まあ今日は特別なので許す。
こっちは仕事させてもらい、夕方戻ってさらに仕事&猫の世話。
夕飯はカミさんのお好み。キャベツ切って準備して、あとはカミさん任せ。最近、自分の料理のチープさに飽き飽きしてたので、カミさんのお好みは大変に素敵な感じだ。忙しいのでいっつもやってもらうわけにはいかないが、月に1、2度はいかないと済まない感じ。