よく考えると小正月。しかし、そんなことはなんにも考えず、一ヶ月ほど前からこの日に決めていた。
今回は天河がメインではなく別の場所だったのだが、天河に行った帰りにかならず寄っていたので、なんだろうとこれは寄らなければと考えたのだった。したがって年季参りではなく、イレギュラー扱い。でも、いまかかってる大仕事がうまくいくようにお願いするのも目的。
いつもの通り早朝に起き出し、というか半ば徹夜気味で出発準備。まあ途中で寝られるしと思ったが、かなり甘い見通しだったことは否めない。
帰りの足はすでに去年のうちに確保してあった寝台特急。なので、今回は行きの足だけ確保すれば終わりという流れ。ネットで2日ほど前に確保した新幹線のチケットを手に入れるため、さらに早めに出ようとしたのだが、結局犬の散歩とかに手間取って、なんとか間に合う時間ぎりぎりの出発となった。この流れは、最後まで続くことになる。
時間はあくまでぎりぎりだったが、そのわりには余裕で行動できた。新幹線の切符もあっさり手に入り、山手線の混雑を避けて地下鉄で東京駅に向かい(その方が到着時間が早かったこともあり)、本当に余裕で京都へ向かうことができた。
途中、もう山の8割がた雪に覆われた富士山やら、真っ白になった関ヶ原近辺をながめつつ、でも奈良県南部はさすがに雪なんかなかろうと高をくくっていたら、かわりに水の残った田んぼの表面に、日向にも関らず薄氷が張ってたり、橿原神宮が鬼のように寒かったり、下市口からのバスでは、トンネルを抜けたとたんなんだか白銀の世界が広がってるし! しかも、枝に積もった雪がひらひらと舞っているという。
いや、クルマ使わないで正解&来てよかったかも。
とりあえずご祈祷をお願いして(奉納の演奏中だったので、後でやっていただくことに)、それからお賽銭を崩して、奉納のライブ演奏をやってる神殿へ。メインのアーティストさんがラテン系の人で、ガムランっぽいのを演奏していたかと思ったら、アコースティックでフラメンコっぽい曲を弾いてみたり、とてもいいものを聞かせてもらった感じ。
本当に来るたびにいいことあるなあ。
しかも、演奏が長引いて、結局ラス前のバスに乗れなかったのだが、それがかえって幸いして、その後向かった大阪市内のお店の予約時間にちょうどよかったという。
そのお店が、日曜日に閉店なのだ。2年しかやってなかったが、閉めてしまうのだからしょうがない。名残を惜しみつつ、深夜まで。帰りの電車は0:34発の夜行だったのだが、終了時間がまたぴったりでやんの。本当はちょっと遅い時間なので、どうやって時間潰そうか考えていたくらいだったのだが。
帰りは寝台特急で、仕事したりのんびり寝たりしようと予約した個室をのぞき込んで絶句。オレ、荷物? 本当に寝るスペースしかない。A寝台がそれなりに豪華なんで、いくらなんでも……と思ってたのだが、甘かった(笑) しかも、薬飲もうと思ったら、なんと飲み水がどこにもない。車内の自販機にもミネラルウォーターさえなく、やむなくアイソトニック飲料かなんかを買って流し込む始末。
まあ、もう寝台列車なんか使う機会はそうないと思うが、次回はA寝台(+7000円だけどな!)&飲み水くらいは用意しようと思った。電源だけはあるので、なにやかやと使えるとは思うが。
ネットはiPhoneやmifi経由で使えたので、ネットラジオの生放送を聞きながら東京へ。郊外に出ると、結構切れなくなって聞きやすかったのだけれど、よく考えたら車内にWiFiサービスくらいあってもいいような気がするよ。長時間乗るんだし。ねえ。
というわけで、この項続く。
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