10/22 ユダーンからの最悪

 起きた。なんとなくメールなど眺めていると、離れた場所でぴちゃぴちゃ音がする。猫が自分の毛繕いをするときの音なので、誰かいるのかなーと思ったら黒猫がマッサージチェア(抄)の上でくつろいでいる。裸で、顎があるので子猫かなーと思ったが、にしては小さいし尻尾の形が変なので……ここで血の気が引いた。
 猫娘がチューブを収納した服を脱いでしまうのはよくあることなのだが、そういう時は横合いからチューブがだらーんと伸びているもので。それがない。持ち上げて確認しようとしたら(この時点で猫娘確定)、なんかされると思ったらしく脱兎の如く逃げ出す。深追いすれば大変なことになるので逃げるに任せるしかなく。
 周辺を捜索すると、脱ぎ捨てた服と、末端部つきのチューブが転がっていた。末端ってゴムでできた小さなMA形態のアッシマーみたいな形してて、あれが抜けたかと思うとゾッとしたがどうしようもない。
 で、寝そべってた場所には白布が敷いてあるのだが、そこには血痕もなにかの染みも見当たらなかった。これが唯一に近い救い。少なくとも出血を伴うことは起きてないっぽい。

 とりあえず救援に外出中のカミさんとナノに連絡する。すぐ帰るとのことで、こっちは病院へ連絡。とにかく捕まえて連れて行くという話だけして切る。
 カミさんたちがもうすぐ駅なので、とりあえずクルマで迎えに行くことになり、ここで正気に戻って計測、牛乳、投薬。
 度を失って1時間ほど右往左往していた。

 帰ったカミさんたちに捕獲を任せ、こっちは出る準備。色々あったが、とにかく連れて行って判断を仰がねばならない。
 ちなみに(小動物専門としては)大きな病院で、急患対応あり。真面目に助かる。
 延々待って猫娘を預ける。この時点で牛乳以外飯を口にしていなかった。
 ここでさらに長い待ち。その間に100円ショップに走り、猫娘の服(2着)にボタンを取り付ける。服が脱げるポイントをそれで抑える作戦だ。カミさん担当。なんとか。
 その後ようやく順番。説明を受け、外見上は大きな問題はなさそうだが、内視鏡で見るまではわからない。最悪開腹手術と聞いて血の気が引く。ここまできて大きな手術となると、体調的に何ヶ月か後退する、いやそれ以上のことになりかねない。こないだまでの投薬はもうないわけだが。

 祈る気分で、しかし空腹には勝てず、とりあえず移動して食事。ファミレスに行こうとしたが、前から気になってた和食風の看板があったのでそっちへ。和食のファミレスでした。でもその辺のより感じがいい。
 入ってよかったです。とりあえず連絡を待ちながら天丼とか蕎麦とか。フルサイズで両方は無理なのだが、そうすると選択肢が1つしかなくて弱った。とはいえ、その選択肢はそんなに悪くなかったので少し救われた気分。
 あととんぺい焼き風キャベツとか、ししゃもの唐揚げとかもいただいた。満腹。
 途中入った電話では、問題なさそうとのことでほっと胸をなで下ろす。さらにチューブ再設置完了の連絡をもらい、今日は麻酔がきいていてどっちみち面会も無理で入院確定だったので戻る。

 帰り道、家の近くまできたところで急遽靴屋へ。ナノが近々に体育祭あるのでシューズ買うのと、カミさんも履いてたのが壊れたので。こないだ買ったばかりなのだけど、1足だけだったし、なんか少し小さかった模様なので。
 靴はすんなり買えた。ちょっと大きめのところに行ったので正解。
 ジェラートをいただいて戻る。

 戻って洗濯。猫娘の服も。ただしこっちは毛が洗濯物につくので、カミさんの手洗い&機械乾燥で。なぜなら明日には猫娘を迎えに行かねばならないから。病院じゃあなんか荒れまくってるらしくてねえ。あんま必要以上に入院はさせてもらえないの。
 そして明日は某所で打ち合わせなのだった。うう。

 夜中、ひとりで小さい焼豚卵焼き作って白葡萄酒の残りで食べた。さすがに1食ではもたない。

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