日別アーカイブ: 2011年12月8日

12/8 らっせらー

 またも夕方。ぬう。今日は洗濯物があるので、起きてすぐに干し物。といっても雨なので、屋内干し2系統。ひとつは風呂場で、こっちはハンガー使わないタオルとか下着とか靴下とかで、もうひとつはカミさんの部屋の屋内干し用物干しでシャツやらを干すという。
 これを手早く片づけて5時過ぎ。風呂場干しは3時間はかかるので、8時半くらいまで風呂に入れないのが無念。
 それからカミさんからヘルプコールがあったので、交換条件に浄水フィルター買ってきてもらうのを頼んでナノを迎えに行く。この時点で6時過ぎ。
 戻って、ナノにトイレとかやらせている間に夕飯の準備。完全にネタ切れなので、今日は海老の卵焼きで勘弁してもらう。そのくせ自分はいい飯食いに行くんだからなー。まあ家族は納得してのことなんだけども。
 そうこうするうちにカミさんが帰り、海老玉が仕上がったのでそのまま出る。目黒のラッセへ。ダル・ペスカトーレ紹介してくれたお店。そのペスカトーレのナディアシェフから預かり物があったので、それを持っていく名目で食いに行くというのがミッションの全容だ。
 目黒までは案外アクセスが悪くない。山手線や並走する埼京線、湘南新宿ライン、あと地下鉄なんかを駆使してそれなりに早くたどり着ける。終電も山手線があるのでかなり遅めに取れるし。というわけで、所要時間1時間弱で到着。駅からだと40分かかってない。六本木や赤坂方面の方がよっぽどかかるという。さすがに電車一本の銀座一丁目には負けるが。

 レストラン・ラッセ(リストランテではないがイタリア料理)は目黒の駅前にある地下のお店で、最近東京版ミシュランの1つ星を取った。料理的には当然と思うが、自分の知ってるお店では初めてだったりする(ちなみに、東京版ミシュランの最大の不満は無星の店をまったく掲載してないこと。正直、ミシュランの価値は無星の店がどのくらい網羅されているかだと思ってるんで、じつは東京版は1度も買ってないのだった)。
 料理については、芸のない感想しか書けないのだけどうまかったです。くつろげました。まあ仕事上がりの区切りだと思って許してたも。特にオマールのテリーヌはペスカトーレでも食べたけど、美しい皿ですな。材料の差はあるのでおなじ味というわけにはいかないが、うまいという一点では通じているというか。
 で、恐ろしいことに、ペスカトーレの料理って郷土料理の延長上にあるんで、案外毎日食べても飽きない方向なのね。これも何度目かなんだけど、いまだにもういいやと思ったことがない。味付けがシンプルだからかなあ。
 あと、鶏の内臓のソテーに黒トリュフ散らしたのは、トリュフが主張しすぎてなくて絶妙だったです。これもうまかったー。素材の勝ちとシェフはおっしゃってましたが。それはまあそうなんだろうけども。
 ひとつひとつ書いていってもアレなので後は略す。が、どれも飽きさせない内容なのはさすがでした。普通セコンドって結構重くなって、わりとやっつけに近くなるんだけど、ここのは違うんだよなあとか。まあいいや。

 というわけで、それなりに飲み食いして帰りました。帰り道、危なく地下鉄別系統に乗り過ごすところだったけど、根性で脱出して向かい側に乗り換えて事無きを得る。
 結構早めに帰り着いたものの、すでに家族は就寝。こっちも適当にやることやって寝た……けど起きた。やはり生活サイクルはそう簡単には変わらんかー。

 関係ないけど、ラッセで知った情報。7年前にぶらっとモデナで入ったLa Francescanaというお店。当時近所のお店がターゲットだったんだけどふられて、近くを探したらミシュランの1つ星でこの店があったんで。飛び込みでお願いしたら大丈夫で、したら郷土料理のコース出してもらったんだけどこれがめちゃくちゃうまくてひどく儲けた気分になった記憶があるのだけど、気がついてみたら三ツ星なのね。うっそーん。現代アート風の店内ではあったけど、気さくな店だったし、シェフが素朴そうな人だったんでまさかと思っていたら。
 いや、二ツ星取ったのは知ってたんだけど。そうかー。
 さすがにミシュランの三ツ星は、いくらイタリアとはいえそう簡単なものではなくて(東京はわりと乱発気味だけど)、二ツ星止まりの店が多い中、よくぞ取ったりというのが本音。また行きたかったけど、こりゃ無理かなあ。
 あと、おなじ時期に行ったピエモンテのFlipotは閉店だって。もう結構前らしい。残念。