なんかネタ放り込みすぎで大丈夫かいなと思ってたんですが、見事にいい意味で裏切ってくれました。
ちなみに表題のセリフはもちろんありません。似たようなセリフはあったけど。
純粋な子ども対象の活劇として、非常によくできておりました。いや、確信犯的に話を端折ったり、説明を省いてる部分もあるんですが、背後にきちんと理屈付けが見えるので、シーン全体は矛盾してないという。よくある、お約束的な事情での「これは、こうだから」で終わらせてないというか(シーン的には「こうだから」なんですが)。
でもって、表題のセリフは、CMでかかってたものなんですが、なかなか正鵠を射ていて、帰ってからTVで見てちょっとうなってしまったという。
ただ、ネタの料理があまりにも上手すぎて、それがかえって鼻につく部分もなかったではないですが。
あと、年長者からは子ども向けの活劇に見える作りなんですが、本当に子ども向けにできてるかっていうと……ナノが40〜50分あたりで飽きて動き回っていたところからもちょっと疑問がないこともなく。そう、あのうまさは頭で判断できるうまさだからなあ、とか。
とはいえ、主役の一人に男の子が出てるんですが、その子の名前がナオとか(惜しい、一文字足りないが、エースじゃないからいいのだ)、中で腰に両拳を当てて叫んじゃうとか、鏡の国の中の人が鏡京太郎だったとか、アイアンがまんまで痺れたとか、もうウルトラ中年には感涙もので、2008年だったかのあざとさ満開で内容はかなりアレだった映画版とは完全に一線を画しております。
バラージの○を持ってるのがアレで、監督の人がそのアレをやった人ってのはご愛嬌として(これもファンの人はにやりとする部分でしょうが)、他にも非常にたくみにネタが織り込まれてます。
まあヤマ○観に行くならこっちに行けと。わたしは強くお勧めします。特撮だけでもう楽勝でヤ○トを凌駕してますから。いや、技術的な部分は互角だと思うんですがね、絵作りがねえ。しかしあれ実質作業期間2ヶ月とか……信じられん。どんな地獄が現場に現出したのか!
夕飯は残ってたいい豚肉でローストポーク。水オーブンでほどよい時間加熱した結果、いい感じに火が通って柔らかく、上出来の仕上がりでした。たぶんあれその辺の安い豚肉じゃダメだったろうなあ(火の通りもタイミングがシビアになるだろうし、なにより肉の匂いが違いすぎ)。
なんかオーブン料理2連勝だぜ。
追記:
なんかいま劇場版のページのトップにあるトレーラー見たら、なんかその、ネタバレってレベルじゃねえぞ!w ほとんど見せ場全部見せちゃってるじゃないか。でも、劇場に足を運ぶ価値はありますが。
あと、トレーラーでは「これが、オレたちの光だ!」になってるなー。でもTVCMじゃあ、わざわざテロップ入れて「オレたちが光だッ!」って言ってたはずなんだが……。記憶違いかもしれぬ。でもまあ、日記だし、いいか。