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6/12 ネコ待ち

 シャケ飯握り。鶏胸肉のロースト。豚バラ肉の焼き肉。冷食エビ寄せフライ。きゅうりの塩もみ。

 寝て2時間ちょいくらいで起きてカミさんと投薬、給餌。それからまた寝て、出発直前に起きてナノにお願いして猫娘をケージに入れてもらい、出発。外は雨でどんより。
 あ、計測とヤクルト200、投薬は済ませた。

 猫娘を病院に預けて暫時待機。午後に電話。
 やはり状態はよくないらしい。パラメータは悪くないのだが、お腹が下って元気がない状態では投薬できないとのことで、とりあえず様子見でお腹の薬を増強することになった。
 食餌の内容も変えることになった。ペーストの缶詰に水入れてでブレンダーで解いて細かめのざるで濾すの。それ自体はいいのだが、シリンジからの給餌におっそろしく力がいるの。天を仰ぐ気分になったが、まあ仕方がない。
 戻り、黒いのと子猫がそれをこっちによこせと大騒ぎする中作業。確かに滑らかになった。なるほど。

 夕飯は湯漬けローストポーク。温め後、パリッと焼いてみた。なかなかクリスピー。

 で、夜に投薬&少量を給餌。状況は変わらないが、よくなることを祈って。

6/11 夕飯サボタージュ

 今日は夕飯外食かどっかから買ってくるパターンがいいと宣言した。

 起きていつも通り。遅くなるとあとがつかえるので、それなりに早起き。
 というわけで猫娘に投薬、給餌、投薬。それから自分の計測、ジョア、投薬。って書くと短く感じるが、この過程全部終えるのに2時間近くかかっとる。
 洗濯は昨日だったので助かったが、洗濯まで加わったら夕方近くまで時間を取られていたところだ。

 というわけでお昼は回転寿司。実質値上げではあるが、なかなか興味深いネタが増えて損した気分にはならなかった。
 帰り道買い物など。夕飯の買い物はしてないが、猫砂とかいろいろ買うものはあるのだ。

 夕飯の時間になったが、ナノが眠くて動きたくなさそうだったので、近所のインド系カレー屋でテイクアウトにした。
 美味しいのだが、メニューがそんなに多いわけではないのでどうしても回数行きにくいのだった。そこそこ間が空いてたのでいつも頼むものを頼んでも割と新鮮な感じ。

 猫娘がお腹を下してしまった。うーむ。明日は通院なので、相談する。

6/10 1週間

 あれから一週間たった。なんかまったく実感がない。あれは夢だったんではないかとまでは言わないが、妙に現実味がないというか。

 早朝に起きるのはカミさんに出勤前に手伝ってもらうためで、なので今日はゆっくりにした。
 それでも早いが。
 セットアップ。用途を意識しながら、順番にシリンジを並べる。続いて用途別に充填。お湯とか、流動食とか、薬を水に溶いたのとか。流し込み用の寒天はあらかじめ作ってシリンジに充填したのを冷蔵してあるので、それを出して湯に突っ込んで温め。
 揃ったらカミさんにお願いして猫娘を確保。といっても居場所に行って撫でてもらうだけだが。それだけで逃げないのだった。
 それから一気に胃の内容物を確認。調子がいいので吸ってもなにも出ない。そのままぬるま湯を少量注入してから流動食を投入、続いて投薬、寒天を少量入れて空気圧で押し込んで終わり。寒天がチューブ内を掃除してくれるのですっきりという寸法だ。
 投薬は朝晩だけだが、これを1日に4回やらねばならない。食べさせないと、なんと猫って脂肪肝になって肝不全引き起こすのね。こないだ絶食状態で様子見してたら数値が跳ね上がって危ないところだったので、栄養補給は欠かせない。

 猫娘の給餌を終えてようやく計測。そしてヤクルト飲んで投薬。この辺、サイクルずれっぱなし。

 雨だったが、サンドイッチ屋へゴー。今月いっぱいなので。美味しかったです。平日と土曜日しかやってないのでなかなか行けなかった。ひとりでなら行けたけど、ここはカミさんが見つけたお気に入りの店だし。

 夕飯はなにを作ったかさっぱり忘れた。うーん、ニンニク唐辛子オイルのパスタだった気がするが、主菜はさっぱりだ。買い物に行ったのは覚えている。コミュニティデーなので1万歩必須なのだ。普通に歩いてたらあっさりクリア。それはそれとして、最近はなんとか課金させようと必死な感じが見えてちょっとげんなりなのだが。

6/9 つゆゆ

 おにぎり。焼き肉。お惣菜のナムル。冷食白身魚のタルタルソース。

 昨日の夕方から梅雨に突入とのこと。雨が降っとる。
 猫娘の投薬、給餌。カミさんを駅に送って行く。
 それから寝る。起きて猫娘に給餌。終了後計測、ヤクルト200、投薬。夜中に新しい整腸薬をグビグビやったが、特に変化なし。
 ナノは体調不良でお休みとあいなった。流行病ではない。週末からの疲れのせいだと思われる。

 昼間は眠くて放心状態。仕事しようと思って机の前に座るが、なにもできず。SNSは見られるのにな!

 夕方、買い物ついでに出て、寄るまいと思っていたが結局ファミレスでちょっと仕事。飯はランチがいまいちなので高めのにした。
 夕飯はなにを買ったかすっかり失念している。やはり当日メモだけでも残さねば。

 夕方、猫娘に給餌。元気。
 夜、嫌がるところをなんとか投薬&給餌。投薬は夕方でもいいような気がしてきた。

6/8 最後の晴れか

 おにぎり。鶏の唐揚げ。冷食エビ寄せフライ。冷食白身魚のタルタルソース。

 今日はナノのイベントがあって、始めての場所なのでついて行くことになった。早起きして猫娘に投薬など。
 あ、前日まで書き忘れてたが、計測と投薬は続いている。ちょっと崩れ気味。ああ、そうだ、昨日整腸関係のおくつりが変わって、なんか巨大なパッケージの置き場所に困っているのだが、こいつ寝る前に水に溶いてゴクゴクやるやつなんだよなー。かなりサイクルに影響を与えている。そして、なんか整った気がしない。まあまだ1回だけだし。

 雨空。降ってはいないが、降りそう。出て、駅前でホットドッグなど。投薬のために先にヤクルト200飲んで薬も済ませている。圧は例の如く測り忘れた。

 目的地にナノを送り届け、近所で待機。体調なんかにちょっと不安があって、帰る可能性があったので。帰る時は自分が連れて帰る所存。
 時間を潰すのに昔アルテのあった場所の近所のバッハというカフェに入った。なんか仕事しちゃいけない空気で、ぼんやりスマホだけ見てる。ダメ客の典型のようなことを。結局コーヒーだけで2000円くらい使った。味はさすがだったが。

 で、イベントは乗り切ったものの、体調がイマイチということで直帰決定。落ち合って戻る。途中、靴屋があったので覗いたら、良さげな革靴がたんとあったので選ばせる。こないだみたいなことはそうないが、それでもいかなきゃなんない時に靴の選択肢がもうちょっと必要だったので。
 結構な時間かかって選んだのは、うん、葬には使えないなーってヤツだった。嫌いじゃない。
 そこは独自ブランド扱ってる問屋さんで、親父さんが足の形見ただけで靴を合わせられる人だったのでかなりイカス感じだった。いやしかし、まさか靴によっては28cmじゃないと履けないこともあるヤツの足に、25.5cmのが合うとは! 革靴ってもともとサイズより大きめのニュアンスらしいのだが、それにしてもスニーカーなら27.5cm必須の足になぜ25.5が合うのか。無理に突っ込んでるわけではなくて、ちゃんとフィットしてるの。歩いて違和感ないっていう。魔法だ。
 ちなみに選んだのはちょっとだけ大きくて、そのせいでかえってくるぶし擦っちゃうかもって話だった。その時は中敷で対処せよとのこと。

 さらに帰り道、駅のコンコースで一番くじの出店があり、引きたいというので引かせる。ウマ娘A賞当てるか普通。でかいフィギュアで持ち帰りに苦労する。ちなみに手提げの荷物の中で一番重かったのは革靴だった。

 夕飯はいい肉がなくて牛肉カルビ、豚バラ、鶏ささみに出来合いのタレぶっかけて焼肉を作ってみた。あと出来合いのナムル買ってきたりな。なかなか悪くなかった。

6/7 再開

 おにぎり。鶏の唐揚げ。豚肉のソテー、クリームソース。冷食野菜のお惣菜。

 今日からカミさんとナノの通勤通学再開。ナノはまだしんどそうだが、本人が行くというので。

 こっちは朝早く起きてカミさんと1回目の投薬給餌、次に起きてきたナノと2回目の給餌、帰ってきたナノと3回目の給餌、そして深夜にカミさんと4回目の投薬給餌というサイクルに支配された生活。
 猫娘はカミさんの枕元によくやってくるので、嫌われ者認定された自分は別の部屋で寝椅子で寝ている。睡眠時間が細切れだが、トータルで6時間寝てればなんとかなるって呪文を唱えて生きている。

 いやこのまんま続ける気はないけど。なんとかする方向で。

 今日はお薬もらいに行く日なので、午後出かける。ご飯は出る前にアジフライなどいただいた。
 帰りに買い物などして戻る。豚の肩ロースが困った時の必殺技だったのだが、最近塊の肉が入荷しにくくなっている。困った。
 仕方なく普通の肉など買って戻る。
 なに作ったかは忘れた。お弁当のおかずを見ればわかることが多いのだが、明日のは全部残り物だった。うむー。

 やはり当日の日記は当日書くべきだな。3〜5の日記に集中しすぎたなー。

6/6 おむかへ

 起きた。疲れているが、とにかくやること満載なので。
 計測、投薬、ヤクルト200、投薬。寝ている間にシッターさんがきて、鍵を返していった。挨拶しようと思ったが、いかんせんおきられず。

 なんだかんだあって、猫娘のお迎えにクルマを飛ばす。無事受け取り、帰投。完全に慣れた通い道だ。
 で、猫娘を解放してこっちは回転寿司。まともに食べていなかったので。
 そこそこ食べて戻る。葡萄酒など補給しつつ。

 猫娘の調子がよさそうなので、フルで給餌を開始。投薬も。なんとかなるかなー。

 夕飯は豚肉焼いたのにきのこ入れたクリームソースかけたの。まずまず。

 そろそろ梅雨に入りそうな気配で、今日も結構弱めのにわか雨が降ってた。
 猫娘はぐったりしているが、それなりに動いていたりする。だるそうなのは薬のせいだろうかなあ。

6/5 時間をかけること

 明けて本番の日。朝から気忙しい。終わったら帰らなきゃならないし。カミさんたちは明日も休みを取ったのだが、猫娘を迎えに行かなきゃならないし、他にもやることはたくさんある。

 部外者というか、関係のない人間には時間だけかかってひどく退屈に見えるだろうが、当事者的にはその時間がかかることが重要だったりもする。待ちの時間が長いと、いろいろ考えたり、考えることに疲れてぼうっとしたりするのだが、それが大事かなと。
 当事者ってのがミソで、他のことで時間を潰すのが難しくなるので、結局考える時間が増えることになる。そうするとだいたい来し方について思いを巡らせたり、さらに先のことに考えが至ったりする。自分のような年齢でいろいろ見てきてしまうと余計にそうだ。
 そういう機会って案外ないもので、特にある程度長い時間をかけてそういったことを見つめ直すことは、皆無とまでは言わないが構えてやらないと無理だよなあと。

 ま、やってたことは、こういった方面を知ってれば特に驚くようなこともなく、最後は淡い灰になったその人をみんなで納めて戻っておしまい。
 着替えて放心状態になって、ちょっと休んでから解散。まだいろいろ後始末があるが、こちらは残ってやるわけにもいかないので別方面からなんとか。
 帰り道、ナノの買い物とかお土産とか買って、無事帰りの電車へ。ちょっと休むのにスタバ近くの休憩所に陣取ったが、頼んだもの受け取るのに待ち時間をほぼ費やした。立ち損! まあそんなもんだ。

 帰り着いたターミナル駅近くで飯を食べようとしたが軒並みアウト。そりゃ月曜だからなー。
 結局ファミレスとかラーメン屋とか考えたが、駅前のスーパーに何か残ってたらそれ買って夕飯と決めた。いっつも閉店間際はほとんどめぼしいものは残ってないので、まあファミレス余裕かなーと思ったら立派なお肉が赤札で残ってたよ! たくさん掴んで帰って焼いた。飯は冷凍飯使ったリゾット。もう出汁もなんにも引いてないのでコンソメとチーズだけで力押し。あとバター。
 まあなんとかなるもんだ。

6/4 いつもの駅前

 そこは定宿のある駅のすぐそばだった。駅挟んで反対側だけど。
 いままでは宿のあたりと駅しか知らなかったので、周りを歩き回れたのは新鮮だった。

 朝になり、そこそこ寝られたのでしっかり起きた。寝ずの番は! まあお線香とか最近超長時間持つのがありましてな。蝋燭なんかも。
 さっそく段取りの打ち合わせ。なかなかやることが多い。自分の経験ではあまり記憶にないことがたくさんあったのだが、実際見たこともないようなことをたくさんやっていた。とても丁寧。そういうのの進め方そのものに、当事者への敬意が感じられたというか。
 もちろん、善意だけで物事が動いてるわけないのだけれども。それでも自分の親の時のことを思い出すとなあ。あんなちゃんとやってくれなかったなあって。
 それが悪いまでとは言わない。こういったことに対するスタンスが、そもそも違う風土だし。たとえば墓地の扱いひとつとってもかなり違うので。

 朝昼兼用のコンビニ弁当を食べている間にナノと義姉ご夫妻などが来る。全員揃っていろいろ開始。
 最初はお化粧とか衣装を整えるとかだったが、だんだん大事になってくる。時間もたっぷりかかって、気がつくと夕方近かった。最初聞いた時はもっと間が空くと思ってたんだけども、現場を離れている余裕はほぼなかった。
 だから大変だったとかそういうのではなく、結構大変なことやってるのに環境が快適なので普通に1日過ごせた感じ。結局こっちもケアされる側なのだよな。
 自分の父親の時、まだ20代だったのだけど、どうしていいか分からずおろおろしていたら「当事者はその場にいればいい。やることは周囲がやるから」と言われたのを思い出す。それは関わった人たちの善意に支えられるものなのだが、彼の地ではそれがシステム化されている——って書くと語弊があるか。
 システム化されているというのは、善意を商売にしているというのとは違う。根底にあるのは善意なんだと思う。そこに契約が介在しているだけで。善意に対して謝礼は支払うし、それが大前提ではあるが、善意を買っているのとは違うというか。

 とりあえず、全部終わって夕方からの最初の法要に備えて今夜泊まる宿に向かう。いつものところ。
 荷物を置いたりして、準備を整えてそそくさと出る。かなり忙しい。
 でもって最初のところに戻って準備。初日に泊まった部屋から移動して、大きめの祭壇のあるフロアに。
 ちょっと間を置いて最初の法要。
 簡素だが、家族の想いのこもったものになった。芯の部分はごく単純。去る人への愛惜と哀惜、そして前向きな諦念。

 今日はそれで終わりで、定宿に引き上げることになった。ちょっと手間取り、宿の食堂には間に合わなくなってしまう。奥の商業ビルの食堂街に行くが、結局ナノの希望でこっちにもあるチェーンの定食屋になった。せめて酒でもと思ったが、ビールしかないのでなんかこうそのまんま飯食って終わった。
 返って宿で半量瓶の赤葡萄酒を飲んだ。カミさんと。

6/3 大雨のあと

 土曜日の朝。いきなり電話が鳴る。時間感覚が麻痺していたので、どうせワン切りかなんかだろうと思って出ると女性の声。正直、このときは誰だかわからなかった。声が違ってたので。その理由はあとで判明するのだが。
 相手が名乗ったのでお義姉さんだとわかり、カミさんに渡す。
 ここでぼんやりした頭でもようやく事態が呑み込めてきた。
 ああ。
 そういえば、2、3週前に、ちょっと厳しいかもしれないという連絡が来ていたはずだった。猫娘の件でやることが爆増していて、いつもならもうちょっと気にかけていることが軒並みスポイルされてることに気づく。
 いや、何日か前に、なんとかなってる、むしろ元気っていう連絡が来てたような気もする。
 カミさんもそう言ってたのでそうらしい。

 さて。
 そんなこんなで、家族全員でカミさんの実家方面に戻らねばならない。時はまさに豪雨の直後。報道では、やれ列車に閉じ込められてケアなしとか、昼まで一切電車動かずという話が繰り返し流れてくる中、午後から再開するという情報だけを頼りに、チケット購入アプリに張り付いたりする。
 その前に、猫娘をどうにかしなければならないことを忘れていた。あと、どのくらいで戻ってこられるかもわからないので、黒いのと子猫のケアも考える必要があることにも気づく。
 てなわけで、猫娘は治療してもらってる隣県の病院に入院、残りは去年も来てもらったシッターさんにお願いすることに決定する。
 猫娘は朝と昼前の投薬&給餌を終えた後、素早くケージに入れてクルマでゴー。すっかり慣れた道を突っ走り、無事預けることに成功する。
 昼飯は病院の近所のファミレス(別ブランド)。生パスタうまかったです。
 その帰り道、シッターさんのところへ鍵を預けに行き、あとは出かける準備をしながらアプリとにらめっことあいなった。
 いや、アプリが向こうのサイトにアクセスできるようになるまで長い待ち行列ができてましてね。待ち時間20分とか。まあ全然緩いってのは認める。実際当日中のチケットはなんとかなったわけだし。

 やっと待ち行列を抜けて電車の空席状況を見ると、見たこともないくらい×で画面が埋まってる。だめかーと思いつつ後の方に時間を送っていくと、突然○印のついた列車が現れた。
 ほぼ脊髄反射でタップして座席を表示、びっしり席が埋まってる中で、なんか真空地帯みたいに3人並びの席がぽっかり空いてるのが見つかった。もう他を見ている余裕もない。下手をすると躊躇しているその瞬間に席が埋まっちゃうかもしれないから。
 というわけで、その時間に不都合がないのだけを確認してタップ、購入決定して、3人の時計やICカードにチケットを紐付ける。

 まああれか、帰ってこいってことなんだろうな。
 そう思いつつ、とりあえずの日数分の着替えと自分用の薬、電源関係をスーツケースに詰め込む。ああ、礼服も。ナノは高校生だし暑いしでポロシャツとスラックスだけ。
 全部片付き、電車は夜7時出発ってことになってるので暫時休息。いや、定時通り出るならせいぜい余裕は1時間くらいなのだが。
 まあ定時はないよなーと思ったらやっぱりで、自分たちの電車は1時間遅れとか出てる。その前なんか1時間半くらい遅れてるらしい。2時間遅れがないのがなんとも。払い戻しになるから。

 ターミナル駅までは順調。通常の電車は通常通りの運転状況だった。そりゃそうか。
 着いたでっかい駅はそりゃあもう芋を洗うような人の数で、通常のホームですら結構な人だったのにこれから乗る方面のはなんか人でコンコースが埋まってる感じ。これ全部乗車の行列なのか? と思ったら払い戻しの問い合わせで待たされてる人たちだった。乗車待ちの人たちは発着の間が狭まっているのでやはり少なくはなかったものの、電車が出るにつれて捌けていくのでこっちが乗るあたりはそこそこ混んでる程度になっていた。
 1時間遅れってのが実に微妙で、どっかで身体休めてぼんやりできるほどの間ではなく、かといってホームで待つには長すぎるというなんともいえない絶妙の間を作り出す。結局入ったのはチョコレート屋のイートインで、ジェラートや飲み物などで時間を潰すことになった。
 その間に待ち時間は増減を繰り返し、本来の出発時間を過ぎるといつ出発してもおかしくないって感じになってきたので、結局ろくに休むこともできず出発することになった。
 急いで近くの弁当屋で弁当を購入、改札前の人垣をかき分けて改札に到達、ぱぱっと通過して改札内のスタバ前で時間読み。発車時間がほぼ確定状態になったので、10分前にホームに上がった。
 電車そのものはもう来ていて、車内清掃中だった。自分たちの席に至近の列を探してそこに並び、無事乗り込むことに成功した。

 正直、今日は3時間ほどしか寝ていなかった。なので寝られるならここだと思い定めていたのだが、これが寝られない。眠くならない。でも仕事する気にもならない。ネットでラジオ聴きながらぼんやり。しかし駅に停車するたびにネットのデータ流が切れるのどうにかならんのかね。車内wifiもだが、携帯の電波の方も不安定になるのは気のせいなのか?
 2時間半後、目的のターミナル駅にたどり着く。すでに深夜一歩手前。夕飯はさっきの弁当ということになりそう。ちょっと足りないがまあ仕方ない。
 そこから地下鉄と私鉄を乗り継いで最終目的地に。駅に迎えに来ていたお義姉さんに、今夜過ごす場所に連れて行ってもらう。

 要は夜通し番をするあれね。
 自分の親のが頭にあったから、なんかこうどっかのお寺の隅っこにある小さな建物かなにかかもうちょっと立派な程度かと思っていたが、あれ、用途が違ったらそれなりに立派なホテルだよねってレベルのところだった。なんでも地域で契約して利用しているんだそうな。
 いや、あそこでよかったなーと終わってから思ったりした。それを知るのは、もうちょっと後のこと。

 カミさんと二人で寝ずの番に。ナノはお義姉さんのところへ。
 いたくひもじかったので、ちょっと近所でサラダを買ってきて食べた。