5/30 しゃけんじゃけん

 ウチのクルマ、車検なのでディーラーさんが来て持っていってしまったのだが、それ見送ってから二度寝して、起きてみたら見事に雨だったという。ああ、入梅してたっけ。そういや。いや、そういう問題じゃなくて。
 というわけでぎりぎりまで粘ったけど、歩いていける限界の時間になったので歩きでナノのお迎えに。これが悲劇の始まりだった。
 まず、学校に着くあたりで雨が上がる。まあまったく降ってなかったわけではないが。
 で、ナノの手を引いてちょっと歩いたところで、ヤツが雨合羽を忘れたことに気づく。明日雨だった場合、カミさんが自転車使えなくなるので。クルマもないし、結構しんどいことになっちゃう。というわけで引き返して雨合羽回収。
 その時子供用の傘持っていって、それを差させて一緒に歩いて学童へ。それは特に問題なかったのだが、ナノを学童に預けてから、買って帰らなければならないものがあるのを思い出して安売りスーパーへ。食い物ではないのだが、売ってるのは覚えてたので。
 で、買ったはいいが、ナノの借りたでっかい本を抱えて(ランドセルに入り切らなかったので、こっちで家に持って帰ることにしたのだった)、目的のブツが5キロほどある代物のうえに、調子に乗って夕飯の買物までやったのでもう両手で10キロ近い荷物に。しかも本は別で脇に挟んだ状態。
 まあ救いは家までそんなに距離がなかったことだが。でも300メートルくらいはあったよなー。もっとあったかも。
 てな感じで、下校時刻から1時間ほどかかってようやく家に着いた。死にそう。
 で、洗濯物を仕掛けるのを忘れてたので、そこから洗濯機を回す。コーヒーとか淹れつつぼんやり過ごし、洗い物が終わったあたりでのっそり動き出す。もちろん外干しは不可能なので、風呂場と2階で干すために作業開始。終わったの結局5時過ぎ。
 午後の大半がお迎えと洗濯で潰れたぞ! 自転車とかクルマは偉大だったんだなあ!
 すぐにお迎えになって、遅刻しそうになりながら雨のやんだ道を自転車で走る。ナノを乗せて戻り、ヤツが傘を忘れたことに家に着いてから気づく。ぐああ!

 夕飯は焼きそば。量がたくさんで、ホットプレートではさばききれず、焼けた野菜をあっためたフライパンに移し、麺を焼くという手順。最後は仕上がった麺の上に具をどさっとあけてできあがり。
 まあ無難にうまかったですよ。
 昼はそんな感じだからパンだけだったので、結構食ってしまった。

 深夜、去年某所のフランス料理店で料理長に就任した料理人さんの訃報に接する。去年急に辞められて、お店のページでも触れられていないし、どうなったんだろうと思っていたのだが。そうかー。頑固な人だったから、きっと体調のことは公表しないでくれとか言い残したのだろうなあと想像。
 その人とのご縁は、イル・カナアレの小田倉さんの行方をメールで尋ねてこられたことがきっかけで、それ以来、カミさんの実家方面にお店があったので里帰りのたびにうかがっていたのだが、そこも閉店してしまい、で、東京で立派なレストランで料理長になられたので、いよいよこれから制限なしの料理を楽しめると思ったんだけども。
 もうあの人の料理を食べようと思ったら、フランスやベルギーの名店に行くしかないという。そういうレベルの人が、ほぼマスコミで話題になることもなく、ひっそりとこの世を去ったことが残念で仕方ありません。ご本人はどうだったんだろうなあ。
 こうなることがわかっていたら、無理してでも去年もっと行っていたのに。まあわかれば苦労はないわけだけども。

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