というわけで、徹夜で原稿に取り組んだがダメ。結局片が着いたのは昼前だったという。眠かったが、気合いで待機していたナノを連れて電車乗り継ぎ特撮博物館へ。
いや、これがじつは大きなお友だち向けの企画だというのはわかっていたのだけど、TV特番を見て以来、ナノは行きたいとずーっと言ってたし、その時ちらっと紹介されてた『サンダ対ガイラ』のDVDにハマった上におまけの倉庫内紹介ムービーの再現がもろに展示されてるので、それに連れていかねばならんなあというわけで。
暑かったです。もーなんか本当に。歩きで9分という案内だったけど、実際はナノの足に合わせたので15分弱ってところか。その間ずっとかんかん照りの太陽の下を歩いてたので、軟弱な大人は死にそうになり。ナノは元気だったけど。さすが小学生。細胞が若い。
で、展示会場に入って己の迂闊さに気づく。ナノはブツには飛びつくのだが、着ぐるみの一部とか、図面やテキストなどの資料には目もくれない。いやメインの展示はむしろそっちなんだって! 成田亨氏のウルトラマン初期設定とかキングジョー初期稿とかすらスルーってなんだ! いやまあしょうがない。
あと子供は触ってなんぼなのだが、当然のことながら触れるわけもなく、走り回るスペースもインストラクターの解説もない。いやこれも当然だけど、そんなわけでこれは明らかに子供は場違いな催しだと思い知る。最後の方は少し遊ぶ余地はあったが、とにかくあれで喜ぶ小学生低学年はごく少数つーか、ナノのようによく訓練された小学校低学年の特撮好きでさえぎりぎりという、まあ冷静に考えれば当然すぎる結果に、なんか無理して連れてきてむしろごめんとか思っちゃった。
おとーさんはといえば、本来なら大喜びだったのだが、寝不足とナノのスルーにつきあったせいで貴重な資料関係をほとんど見られず、がっかりして帰ってきたのであった。
ああ、巨神兵ムービーは見た。いい意味でアマチュアリズムの出た(もちろん技術的にはプロ中のプロなんだけど……そう、ダイコンムービー的な匂いのする感じといえばいいのか)映像でした。たしかにCGは一個もなし。限られた予算や時間で作った苦労の跡が見えるのがまたなんとも。とにかく一見の価値は間違いなくあり。
あと、巨神兵ガチャは、1筐体に1種類という配慮があったのにわざわざおなじ筐体で買っちゃって見事にダブり。ぐああ。このためだけにもう一度行きたいがもちろんそんな余裕も気力もありまへん。
帰りに駅への通り沿いにあった居酒屋に。ランチタイムなので定食があったのだった。ナノが肉を食べたいというので豚カツを取ったら、さすがに大人向けの豚カツは凄い量で食べ切れず。でまあもったいないのでミックスフライを食べた後残りをいただいたのだが、夕飯入らなくなってしまったぜ。油物を炎天下歩き回った後で1.5人前……おお、もう。
帰ってナノに昼寝させ、なんやかややって、ナノが起きたところをバトンタッチして寝た。カミさんにメールして寝ちゃうことを告げ、夕飯は任せてしまう。でも結局2時間ほどで起きて、深夜のイベントをそっと見守る係。楽しんでいただけましたか?
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