10/6 ヴェネツィア2

 島内探索の日……の前に、コインランドリーへ。
 宿のおかみさんに聞いて向かう。思ったより距離があったが、あきらめずに前進したら(水路があるので、道を間違ってたかがわかりやすい)見つかってほっとする。
 先客の奥さんが親切にも教えてくれ、空いてる機械に洗濯物を放り込んでスイッチを入れるも起動せず。なにー。しょうがないので別の機械に移すも、後から来た人が強引にスイッチ入れたら動いてた。というわけで、そこに投入した2回分11euro、丸損。経験上、別に珍しいことではないのだけど。
 結局、ベッドメークの始まる10時ちょい前に出て、12時過ぎまでかかる。というわけで、歩き回る前に飯にすることに。
 が、アテにしていたところは月、火休みで、もう一軒評判のいいところに歩いて向かってみる。したら、遠いのもあったが、道がわからなくなる。GPSは持っていたが、今回はコンパスがついてない上に反応が鈍い予備機なので、もう大変なことに。
 それでも、なんとかほどよいタイミングで到着する。まあなんとかなった感じ……だが、いままで安い店で食べてきたツケが、ここで一気に回ってくる。80euro。いや、普通に考えれば高いわけではないとも思うが、他の場所なら高級店の値段だよなあと。
 味は美味しかったです。メインのヴェネツィア風マグロは、新鮮なと書いてあったのでマリネかなにかかと思ったが、玉葱とソテーした料理だった。美味しかった。

 その後、そのすぐそばに水上バスの停留所を発見し、そこからムラーノ島行きの便に乗る。ヴェネツィアン・グラスで有名なところ。たしかに、もうガラス工芸屋さんばっかり。きれいでいいが、数が多すぎて好みの品物を探すのが大変で、ざっと流しただけで帰ってきた。
 で、ムラーノ島から本島に最初に着いた場所で降り(じつは宿にかなり近かった)、GPS頼りに歩いて帰ろうとすると、妙に気になる奥まった店を発見。8時くらいまで部屋でなにやかやとやって過ごし、向かう。
 お昼、まともに食べた(といっても、高いお店だったので量も上品だった。これはかえって助かったのだけど)ので、前菜抜きで。パスタは魚介のスパゲッティ。日本のスパゲッティよりなんとなくもちもちしていてうまい。気のせいかもしれないとも思ったが、つぎの魚のグリルで考えを改める。
 うまい。びっくりするくらい、肉が軟らかでぱさぱさになってない。いやまあ、この店だけではないと思うし、ナポリ周辺なんか探せばこんな店ばかりなのだろうが、今回はナポリではたまたまグリル物は食べなかったし、ヴェネツィアでもグリル物はアンコウだった(アンコウはどうしても焼くとぱさつく感じになる)ので、なんだか思い切り魚を食べた気にさせてもらえた。
 あ、サレルノのそばの高級店で魚のソテー(だと思う。お任せにしちゃったので、名前聞くの忘れました)をいただいたっけ。あれもおいしかったなー。ただ、高級料理だったので、小骨なんかもちろんなくて、それがかえって「単純にお魚を思いっきり食べた」という感覚にならなかったという。まあ贅沢な話ではありますが。
 そのシンプルさがあんまりうれしくて、完全にバラしてすっかり骨だけになるまで食べたのだった。
 その後グラッパまでおごってもらい、宿に帰るが、明日はヴェネツィアから移動なので、宿近くの目抜き通りを流す。なんかバッグ屋さんがものすごく遅くまでやってたのが印象的だった。

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