12/24 去り行くものたち

 デッラカーザがなくなるので、最後のクリスマス飯。つっても家族と友人ひとりだったが。
 店は盛況で、なんでやめるのって気がしないでもないが、やめるんだからしょうがない。店を畳んで次にいくところも聞いたのだが、うーん、ノーコメント。いい店にしてくださいおねがい。

 料理は大変気合いも入っていてうまかったと思います。だから余計にもったいない。ろくに行きもしないでなんだが。
 なんつーんだろ、一年ちょっとかけて全国回ってきて、ちゃんと味を自分のものにしてきたのがすごいと思う。知ってる地方の料理なんかだと、どっかで食べた記憶があるんでねえ。まあ逆を言えば高級店の料理ではないけれど。名前からしてそんな感じだからいいのだが。

 ぢりおは自分の小説書きとしてのキャリアが始まったとほぼ同時に開いた店で、ここが開いたのも自分的にはちょっと節目の時期だったし、閉じる時もちょっとしたことがある日(の前後)だったりするので、なんというか、因縁は感じるんだけども、でもあんま行ってないごめんなさい。

 でまあデッラカーザの最寄りの駅前に本屋があって、のぞいてみるが入って売り切れたんだか、はなから相手にされてなかったのか、とにかくなにもありませんでした。売り切れたなんて素直に喜べない自分がいるのね。もう汚れ切っちゃってるから。ダメね、もう。

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