11/28 ドゥオーモへの長い道(後編)

 で、翌日。
 まずレンタカー返却。日数的に、今日の朝返しても昨日の夜でも同じ額で(駐車場代取られちゃったけどね)大丈夫なので、夜何時に着くかわからないってことと、昨日は疲れてたんで。わりとレンタカー屋は近所で助かった。
 で、その後朝から市内観光。手始めに大聖堂。ミラノの仇をコモで取る感じ。
 大聖堂はなぜか入っちゃいけないもんだという思い込みがあって、ここんとこ入ったことはなかったのだが、いやーそういえば大聖堂って凄かったよなあと思い出す。ちなみに今まで入ったことがあるのはオルヴィエートだけだけども。あそこはもう少し内部は質素だったかもしれない。
 まあとにかくいいもん見た感じ。ミラノのはどんなだったんだろうか。
 映像とかではよく見かけるけど、あれは実際に中に入って見ないとわかんないと思うです。以上、表題の話終わり(えー

 それから湖畔を巡る船に。地元の人の足でもあるのだけど、遊覧船としても使われているモノ。さすが吹きっさらしの湖の上なので、おっそろしく寒い。30分くらいで乗ったところに戻って、そこから今度は山を登るケーブルカーに。オルヴィエートでも乗ったのだが、問題にならない急傾斜&長距離で、景色は壮観。オフシーズンなので空いていて、ナノは先頭に乗ってご満悦という。
 上でも散歩&景色を楽しんでから、ケーブルカーの駅にほど近いホテル兼レストランに入る。じつは、展望台に行く途中で子連れの女性に道を聞いたのだが、散歩かお出かけに思えたその人がなんとその店のカメリエーラさんで、カミさんたちは再会を喜びつつ、この店は当たりの予感がすると言い合っている。大正解。前菜もうまかったが、なんつってもサラダがよかった。そこはサラダを色別に用意してて、オレンジ色のを勧めてきたのだが、これがいいのですよ。オレンジまんま薄切りにして敷いてあって、その上にパプリカのオレンジ色のを薄く剥き切りにしたのと、人参の千切りをマリネにして乗っけただけなんだけど、うまいのなんの。勧められた時はえーとか思ったのだけど、やはり先入観持っちゃいけないという好例ですな。
 パスタもやっぱりうまくて、夜予約している店があったのでメインはやめにしたけど、ここは真面目に再訪しようと思ったのだった。ていうか、コモ、奥深い。街はそんなに大きくないんだけども。
 食後は下に降りて、ちょっと食休みの後買い物タイム。カミさん生き生きとしている。買い物袋たくさん抱えて後ろを歩くという絵に描いたようなショッピングスタイルで、うきうきと暗くなるまで。ナノをおもちゃ屋に連れて行こうと思っていたのだが、アキさんが面倒見てくれるというので、夫婦だけで歩き、こっそりカミさんがリサーチしてくれていたものを買う。鎧着たゴリラのフィギュア。いやかなりかっこいい。真面目にこのおもちゃ屋のフィギュアの品揃えはすごいなー。
 それから戻って、最後の夕飯の店へ。Crotto del Salgente。去年振られたお店。
 前菜はハム尽くしで、湖の魚の盛り合わせもちょっと。プリモのカルチョーフィそば粉のタリオリーニ、ラルドのニョッキ、魚のラビオリも美味しかった。ただ、だんだん苦しくなってきて、ケバブ風の巻き肉はよかったのだけど、牛肉の赤ワイン煮込みあたりは重すぎてダウン。でもなぜかチーズのババロア食後にもらったりね。
 最後にはアマーロをもらってタクシーで帰還。
 さあ、明日はいよいよ帰国だ。荷物を……リパックし……なく……て……は……。

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