11/27 ドゥオーモへの長い道(前編)

 朝からクルマかっ飛ばしてアルバへ。目的のものを手に入れ、1時間ほど過ごした後、ミラノへ向かって旅立つ。
 なんとかカーナビの使い方にも慣れ、ミラノへの道も順調。ノンストップで1時には到着し、駅前の駐車場のごちゃごちゃぶりにパニックになりながら、なんとかクルマを停めることに成功する。
 それからガイド役のアキさんと再合流し、ドゥオーモ方面に観光に出る。
 合流したのはミラノ中央駅で、そこから地下鉄で4駅ほど行ったところにまさにドゥオーモという名前の駅があったりする。階段を登るといきなりドゥオーモが壮麗な姿で出迎えてくれる憎い駅だ。
 でまあ、ドゥオーモに入ろうとしたら、結構な列で断念したりしてな。
 そこでじゃあどうするかってことになって、前も行ったことのある生ハム屋を探して貴重な時間を潰しまくったのは私だ。しかも、朝もアルバに寄ったりしたもんだから、到着そのものが遅くなってもう踏んだり蹴ったりだったり。でもって生ハム屋も長蛇の列で結局パニーノ買ってお茶を濁した憎いやつもこのオレだ。まいったか。
 その後、アキさんおすすめのデパートに入り、カミさんは雑貨の山に大喜びでいろいろ買い込んでいた。
 それから中央駅に戻って、駐車時間切れぎりぎりでクルマに帰り着き、今夜の宿のある場所であり、最後の宿泊地でもあるコモへと向かう。高速は順調に走り終え、一般道に入った途端イタリア交通事情の洗礼を受けたぜ! ていうか、自分の運転技術の未熟さを改めて思い知らされたぜ! まあ、阿鼻叫喚の中、奇跡的にホテルにたどり着き、なんとか事なきを得る。というわけで、この4日間、総走行距離640キロ。よくぞまあ走ってくれました。勝因はほとんど高速だったことかな!(テヘッ
 ホテルはコモでもなかなか上等なパレスホテルのレイクビューのお部屋。うーん、ゴージャース。いや、シックな感じで金ぴかってイメージではないけど。
 夕方の短い時間でナノの買い物をして、それからMOMIへ。
 おおっ! 去年はまだ未完成な感じだったが、すっかり綺麗になってメニューも印刷したのになっていた(去年はペラ紙に手書きだったからなあ)。料理も完璧で、もう全部素晴らしかったのことですよ。
 前菜は鶏レバーのパテに湖魚のサラダ、それにバッカラ・マンテカート。プリモがダチョウの出汁のパッパルデッレ、ちりめんキャベツと2種類のチーズのピッツォッケリ(そば粉の短いパスタ)、黒米のリゾット。リゾットはほとんど盛り付けがチャーハンだろこれっていう。
 で、セコンドはスーペルコトレッタという名前の分厚い仔牛肉のカツレツ。薄く叩いてないので、火を通すのが難しいらしく、かなり時間のかかる料理らしい。スカレッタのシェフに、MOMIのカツレツはうまいと聞いていたので試したのだが、想像以上の素晴らしさでしたな。
 で、今日はことのほかドルチェの出来がいいということでそれも。いや、なに食ったか忘れましたが<ひどい
 そういや、去年のコモ市街からの徒歩での移動はさすがにまだ覚えられていて、さんざんそのことを突っ込まれたものの、まあ気にしない方向で。いや、なんか本当に普通は絶対やらないことらしい。まあそりゃそうなのだが。ていうか、今日はトンネルの照明が全部点灯していたのは卑怯だと思った。トンネル明るかったら、一年前のあの日はもっと平和だったよ。

 例によって例のごとく帰りはクルマで送ってもらい、寝たかったけどお仕事。延々午前3時過ぎまで。ぬああ。なんとか終わらせ、倒れるように寝る。

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