9/11 だからどうということもない

 考えてみるともう遠い過去。

 その日は月曜日で、足立の方に太極拳習いに行って帰ってきたところだった。ちょうど9時のニュースの時間で、煙を上げる貿易センタービルに向かって飛行機が突っ込んでいくところだった。
 アングルがよくないので突っ込んでいるようには見えなかったが、逆にそれが現実の映像だと印象づけた。
 直後の爆発、もうもうと上がる煙。ただ、ただこれは只事じゃないということだけはわかる。非日常は95年にいやってほど見せられたけど、これはその地続きの続き。世界が音を立てて変わっていくその1過程。
 以前は人としてやらなかった、できなかった、発想の外にあったことが、どこかで境界を超えたんだ。

 現実は常に貧弱な発想しかできない自分を軽々と超えていく。時に嘲笑いながら。
 まあ、いまはさらに斜めはるか上空を行く現実に、もう半笑い浮かべて見ていることしかできないんだけども。
 そういう意味でも、あれは遠い過去になってしまった。もちろんいまだにリアルタイムで進行していることでもあるんだけど。

 なんというか腹が張って苦しい。葉物食べ過ぎかなあ。
 というわけで起きる。計測、トマト食いの後、寿司がいいとナノが言うのでクルマで寿司食いいっかーとばかりに出る。これも古い。
 寿司はぱぱっと食べて、カミさんとナノをそのまま駅まで送る。今日は三毛を見に行くことになっていたのだ。
 自分はといえば、洗濯物を干さねばならないので残る。カミさんたちは別件の用事があるので、その時間を利用して洗濯物を干してるってわけ。
 で、その間にカミさんの忘れ物が発覚。出る時に持ってって、その用事のある場所で使うことに。カミさんたちは時間がもったいないので目的その2の方に向かってもらった。

 なんかややこしいことになったが、とにかく用事を済ませてこっちも引き返す。距離乞食は距離が稼げてほくほくのはずだが、昨日あんなに歩いたのにしょぼかったのであんまり期待していない。
 結局、合流できたのは夕方。で、ナノたちは別の用事で時間を撮られていたので、ぼんやり近所のカフェでiPad眺めていたりした。

 今日も1点足りない。たぶん明日もダメだ。

 用事の済んだナノとカミさんと共に軽食屋へ。軽食屋で早い夕飯の後、三毛を見てそのまま帰途に。実は荷物が届くのだが、その時間に間に合いそうもなく、インターホンがつながるかどうかテストしてみたらああた、ウチ大雨のど真ん中じゃあないですか。
 ああ、洗濯物が! だが安心あれ、こんなこともあろうかと、じつは屋内干しにしてきたのだった。ラジオの天気予報ありがとう。夕方までは失敗したと思ってたのは内緒だ。突然雲が沸いてたからなあ。

 戻ってなにやかや。軽食では足りなかったので、時間を置いて今日3回目の飯。残ってたティンバロの端っことパン、牛乳。パンはごく小さい低熱量の。2度目の飯は野菜の豆乳ポトフだったので、さすがに朝まではもたないと判断したのだった。食べた時間は深夜ではないのでなんとか。

 そして国内ニュースは与党の総裁選の話ばっかり。まあいいんだけど。

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