目覚ましに起こされる。5時間も寝てない計算だが、まあいい。こういうもんだ。
計測後、荷造り。もう根性しかない。とにかくおさまらないブツをなんとかしておさめるミッション。
なんとかして、予約をお願いしたタクシーに合わせて下に降りる。距離自体はものすごく近いので、あっという間に到着。空港タクシーなのでほどほどにいいお値段。
そしてさっそくチェックインの列に並ぶ。そこでスーツケースに3軸ジンバル入ってること思い出して取り出す。Li-Ionバッテリー内蔵のブツが入っているのは許されないので。
それ以外は特に何もなく、チェックイン完了。MySOSというアプリを見せろと言われて青画面を見せ、診断結果プリントアウトを見せたら荷物にタグがついて搭乗券が渡されて終了。
そして昨晩買って、結局夕飯でお腹いっぱいになって食べてなかったスモークサーモンとローストビーフ(自称)を開けてみんなで食べる。国際空港のロビーで。結構面白い。
なんか、休める場所を探してフロアーをあがったのだが、それが正解でセキュリティチェックの入り口がすぐ目の前だった。というわけでそのままセキュリティチェックへ。
なんと日本だけかと思ったら、こっちも顔認証だった。たぶんおなじシステム。旅券の顔写真ベースで判定するの。写真の認識のさせ方とかおなじ。それ抜けたら所持品トレイに乗せてコンベアーでX線検査やって、金属検査で引っかかってスキャナーにかけられて無罪放免で荷物回収の流れ。
セキュリティ抜けてからの方が、ショップ関係は充実してて、ほどほどの食堂もあったりする。マクドもある。しかもドリンクメニューの筆頭がフラットホワイトっていう。作ってるところ見たら、コーヒーいれてスチームで泡立てた牛乳かぶせてるだけなんだけども、このスチーム牛乳の質と入れ方が味の差を生んでるんだろうなあと思う次第。まあそういう感じの味。まずくはない。
さて、飛行機は整備が遅れて結局1時間ほど遅くなって出発。とはいえ1時間の遅延なんて飛行機界隈じゃあ日常茶飯事なので、さほど苦痛でもなかったのだけれど。
まあなんです。3時間の時差というと微妙にそんな変わらないんじゃねと思いがちだけど、これが結構効くのね。たとえば野球。開始があっちでは夜の9時になるわけですよ。終了がだいたい深夜12時。へたすると午前1時とか2時近くになりかねない。
逆にもう昼近い時間でも日本は早朝だったりするわけで。あっちは8時くらいからカフェが開いてるし、7時にはスーパー開いてるので、感覚的にもうすぐ昼飯なのにまだ早朝ってのは違和感がすごい。
いつもの暮らしぶりだと、あっちの夕方に起き出して朝飯とか、寝るのはもう昼前とかそんな感じだったりするので時差ってすごいなーって。なにが。
いやかの国にいると生活が健全になりましてね。ちゃんと朝起きて飯食べて昼飯食べて夕飯も遅くて8時とかそんな。
イタリアに行った時も寝起きの時間は普通なんだけど、朝飯は抜いて当然で、昼はともかく夕飯は平気で9時過ぎ上等になったりするので。朝から開いてるところは軽食しか出さないし。温め直しが基本。
それが8時から本気の飯(もちろん朝食チューンされてるが)出てくるので。気合いの入ったカフェなんか、オフシーズンは8時から15時前で終わりですぜ?
文化の違いだっていえばそれまでだけど。あとフィッシュ&チップス好きなー。
そうそう、海鮮料理としてシーフードチャウダーをすすめてもらったけど、真面目にうまいぞあれ。さらにトップオブトップがあるらしいので、今度の機会にはそういうところを狙ってみたい。
行きはオフラインだったが帰りはオンライン。案外反応もいい。案外だけど。でもまあ、とりあえず機上から書けることもあんまりないなー。
でもまあやっぱり外の情報が見えるのはいいね。時間の経つのが早い。
その後夕飯が出て、1時間弱で到着となる。
というわけで入国。待たされることもなく誘導も効率的にやってたものの、そもそもの手続きが不可解なもののせいかひどく長くて面倒な感じがあった。まずアプリとパスポート見せてなんか紙に書いたのをもらい、そこから延々歩いて今度は青い紙(陰性だよって証明っぽい)もらってさらに歩かされ、最後に最初にもらった紙を渡して入国審査へって流れなんだけど、あれなんなんだろう。赤紙の人たちもいて、たぶんそっちを安全に隔離、待機させるためなんじゃないかなーって思うものの、なんだかんだで30分くらいかかって空港内引き回された感じしか残ってないのだった。
前はもっと大変だったって聞いてるし、結果的になんにもなく出してもらえたんでいいのだけど。
あ、ちなみに青紙はそのままでした。記念品?
入国審査は出る時とおなじく顔認証で、とりあえず問題なく終わった。それから荷物を受け取り、税関はほぼフリーパスで一般区画へ。
家族だと一人が代表して申告書出せばいいらしいんで、本当に簡単だった。
まあ実際別にまずいもの持ち込んでもいないし。ハム持って帰りたい誘惑がなかったとは言わないが、もちろんそれはいけないことなので。イタリアみたいにハムそのものの魅力が大きいってわけでもないしなー。むしろ肉。あの肉そのものが素晴らしい(ぐるぐる目)。
すぐに電車に飛び乗り、なにやかややってるうちに日暮里に着いてしまう。あとは乗り慣れたJRから私鉄を乗り継ぎ、最寄駅から家路を急ぐ。荷物が重い。
あとちょっとで家だーってところで呼鈴が鳴り、答えると保存期間ギリギリの荷物持ってきた宅配の人。そこに置いといてとお願いして戻る目の前を、荷物を置いた宅配の人のクルマが通っていきました。
帰り着いた家では、ペットシッターさんに面倒を見てもらっていたとはいえ、いつもいる下僕がいないことにストレスを溜めた猫娘の恨みがましい視線と、腹へった、身体がかゆい(床が黒い抜け毛の海になってたんだよ……)を連発する黒いのが出迎えてくれた。子猫は相変わらず子猫だった。あいつは誰でもいいんだな。
もうなんにもする気にもならなかったので回転寿司に向かい、食べ、戻り、風呂入って寝た。なんだかんだで2時過ぎてた。