日別アーカイブ: 2018年7月28日

7/28 たいていの人間には寄って立つものがあって

 なんというか、それがブレない限り、ほとんどの事柄にはなんとか対処できるものではあるのだけど。
 それがじつは揺れつつあって、ちょっと困っている。おかげでなんにもする気にならなかった。
 いや、冷静になれば、そんなものは全然人生の軸でもなんでもなくて、もっとしっかりしたものの上に立てよって自分でも思うんだけども、まあある意味逃げていたというか。そこに行き着けば、そこから先はあるにしろ一息つけるって思ってたわけです。

 今週知ったのは、そんな甘いことあるかってことで。
 じつは状況はまったく変わってない。年数は最初の時から結構経過しているので、まあ多少の変化はあるんだけど、ずいぶんしっかりしている方だと思うわけです。ただ、自分の方が変わった。だから、そこを基盤にして立っているのがいかに不自然で不安定であるかに気づいてしまったわけです。
 ここしばらく、それだけを心の支えにいろいろやってきたんだけど、気づいちゃったら、ああ、そうはいかんのかと。それが心に沁みちゃうと、一気になにやったらいいのかわからなくなりましてね。

 あんまり困ったんで、台風だったけど夕飯とか外食させてもらって(昨日もだが、事情がちょっと違った)、でまあ戻ってぼんやりしてたんですが。
 ちょっとしことで、昔の原稿を読む機会がありましてね。東方編の最後の方かな。書き出しが面白いんですわ。よくできてるっていうか、これ本当にオレ書いたのっていう。もう10何年前なのに。で、結局1冊分朝までかけて読んだんですけど、なんか新鮮で。
 ああ、軸もなにも、オレこれ書けたんじゃん(それも信じられないスケジュールで)って思ったらちょっと安心しましてね。
 ていうか剣の物語、ここまで力抜けてないじゃんって思うくらいだったんですが。まあとにかくこれ書けたんなら、別にいままでを恥じることもないのかと。完璧ではないかもしれないけど、ポテンシャルはあったんじゃんって。

 そんなわけで、なんとなく救われた気分で寝たわけです。
 なんとかなるといいですね。
 でもって、オレ別に10年前で止まってるつもりないんで。こういうの、死ぬまで先に行けると思うんですよ。年取ったって、新しいものをちゃんと見続け、興味を持ち続けていればどうにでもなるだろうと。

 なんかそんなことをですね。

 あと、完全に失念してたのに、梗醍果シリーズでちゃんと剣の物語の伏線になってる設定があってびっくり。考えてることがちっとも変わってないとも言える。

 起きて、カミさんとナノが映画だったので、一人でチャーハン食べに行った。戻って、仕事したり野球見たりして、二人も帰ってきて夕飯億劫だなって話になり、ファミレス系しゃぶしゃぶ屋へ。台風だから人いないだろうって思ったけどそんなことはなかったぜ。
 そして一番うまかったのがつくねだったってのが。

 まあなんだかんだでそんな一日。