起きて太極拳。いつも通り。相変わらず、ちょっと走り気味。よくない。
太極拳前にカレーを食べたので、昼飯の時間をちょいと伸ばしていろいろやることを。練習着水洗いしたりな。
で、2時過ぎに出て昼飯。仕事して、夕方過ぎに戻り、猫たちの世話。そして仕事。7時くらいに出る。
今日は赤坂の某所で夕飯。贅沢飯。
料理してるのは昔近所でイル・カナアレをやっていた小田倉さんで、こっちとしてはうまいものをいただきに上がるという程度の感覚だったのだが。
最初に度肝を抜かれたのは、塩味の非常に薄いシャケとば。キムチで魚介を包んだのの付け合わせだったが、これだけメインで欲しいくらい。なんでも、ごく弱火でタンパク質を変性させないように干し上げたものなんだそうだ。単に干したのでもないので、身は半透明で、生ハムの類かと思ったら完全にシャケとばだった。
で、一番驚いたのが牛の炙り焼き。1日弱火で火を通し続けたんだと。昨日電話してから仕込んだんだそうだ。なんだそれは。
高級店に行って、リソースの自由度が上がったらそれを全部料理につぎ込むという典型的な料理バカ(褒めてるんですよ)。
いやもちろん信じられないうまさでしたよ。昔からそうでしたが。
そして、10何年前の話を普通にしてくる、同世代としては希少な人。もしかしたら、みんな覚えているのにわざと話してこないだけかもしれないが。さらに、AstiのAldo di Castiglioneを知ってたという驚愕の事実。いや、行ったことがあるっていう意味ではなく、そういう関係者が注目してた店で、だからシェフが亡くなったのは結構衝撃だったらしい。嘘みたいな話。
ちょっと救われた気分で店を出て、友人と駅で別れて帰ってきた。いつもは大金使っちゃって気分的にちょっとしんどくなるのだが、今日はどういうのだか久々に気分のいい贅沢飯だった。
ああ、富豪になりてえ!