しかも次の単行本最終巻なんでしょ? てことは話数限られちゃうよね。ちょっと厚めになるとしてもせいぜいあと6〜7話? 下手すると5話とかなのかなあ。なんか残念。千年前の戦いとか読みたかったなあ。和尚の友人だったとか、その辺は出るのかな。
いやまあそれはなるようになるんだろうけども。
いやーいいことない日だったなー。物は失せるし。気が抜けてて段取り考えて動けなくなってて、その隙を突かれた感じだ。
まあ、どうしても必要だったり、取り返しのつかないものじゃあなかったのが救いといえば救い。でもまあ精神的にきますな。
朝から例の街を散歩。月曜日も休みが多い。土産を探してうろついていたのだが、どうもピンとこない。そうこうするうちに昼飯タイムになったので、昨日食べ損なった店へ。なぜなら、他の店が軒並み休みだったから。
ああ、そういえば、昨日のお店、なんと前通りかかったら「7月26日まで休暇でーす」(ーのニュアンスは、店員さんがそんな感じのお姉さんだったからだよ)って書いてあった。びっくり。つまり、昨日の夜は休暇前の最後の営業日だったんだね。そんなんなんも知らなかったから、本気で驚いた。ていうか危なかった。今回ここが主目的の一つだったからなー。
だがしかし、昼飯の店が大層よかった。正直某情報サイトに膝を屈するのは屈辱なのだが、ここは、認めざるをえまい。
定宿の裏側つーか、そんな距離のないところにいい店発見。サービスも味もいい。そりゃあランキング2位にもなるわなあと。すごい葡萄酒の在庫があるのに、グラスで飲ませてくれるし。安いのは本当に安いし。料理は1皿目抜いたけど、前菜の肉の叩き(この場合鯵のそれに近い)といい、兎の焼いたのを甘酢に絡めた感じのも美味しかった。甘酢つっても果物系の酢で、酸味は飛んでたから。
あと、食後酒に店の作ってるアマーロを頼んだら、これがオレ的にどストライク。残り1本のお土産はこれに決定する。値段が高いのをすまなさそうにしていた(80って聞こえて悩んだ)が、よく聞くと18だったので安心。何の問題もない。つーか、普通に売ってるのはもっと安いってことなんだろうけど。
で、荷物受け取って、リパックして出る。列車で北西の都に引き返す。なんだかんだで最後のお土産買って、暑くてヘロヘロで、荷物預かりの預かり証無くしたかと思って焦って、まあ結局あったんだけど、ここから思考停止に陥っていたような気がしてならない。
まあ紆余曲折あって無事宿にはたどり着いたのだが。
で、遅くなっちゃって、夕飯の予約まで10分とかそんなタイミング。慌てて風呂に入って(汗だくとはああいうのを言うのだろう)、タクシー呼んでもらって出る。地図上は近そうなのに、歩いていける場所じゃないから。そして気さくなタクシーの兄ちゃんと、もうこのパターン慣れてるからどうでもいい(よくないけど)感じでいい値段とられる。ざけんな、足元見やがってとは思うが憎めない。ずるいぞ。
3羽のフクロウつー店。繁盛中。こんな場所でか! 公共交通機関皆無(裏が飛行場なのに!)で、みんなクルマで移動してるんだろうなあ。
ええと、説明によると、最初のお客さんは前菜をお試しで出すことにしている。どう? って聞かれたからそのように。この出し方はあのおじさんの店そのまんまだ。メニューはないのよ。口上で注文を決めていく方式。普通ぼったくられるんだろうと思うものだが、この地方の注文法で(もうあんまり残ってないっぽいが)、別に不当にお金取られたりはしない。
葡萄酒のリストも安いんだ。今まで見た中で一番安い。10年前はみんなこんな感じだったような気もするが。
で、一本頼んだら、最近そういうのいないんだと嬉しそうだった。つーか、店員のお兄さん、献立の説明とかなんであんなにハイテンションなんだろう。いや嫌いではない。
最初に、まな板に乗ったソーセージが4種類ほど。食べ放題状態。マジで。多分乗ってるの全部食べたら、それなりに嫌な顔はされるんじゃないかと思うけど、そうでもないかもしれない。
次が昨日の夜食べた、しっかり火の通ったパプリカにツナマヨソース乗せたもの。あとは小さな焼いたパンとチーズにういきょうあたりをきかせたものを乗っけて食べるカナッペっぽいもの。それからチーズスフレ。お試しなので多分全部小サイズ。うむ、助かった。
1皿目はアニョロッティ。おう、これはおじさんのに近いかもしれぬ。よそのアニョロッティは重いんで。それがあのおじさんのは羽のように軽い。これはそこまでではないものの、近い感じがある。素敵だ。
2皿目はロバ。スネ肉だって。ここまでは完璧だったし、別にこれが悪いとは言わないのだが、やっぱりこれは好みとか生まれついて食べてきたものの差が出るんだろうなあと思う。何時間も煮込んだのを骨から外して出てきたが、特別に旨いとは思わなかった。これは2皿目全体に感じることなのだが。たまーに大当たりがあるのだけど。
実は選択肢に兎もあったのだが、昼食べたので避けたのだった。
とはいえ、全体的に満足で、帰りのタクシー代を考えなければビックリするほど安かった。食後酒はサービスだったらしいが、それ入れてもあの食べ方で60いかないとは。葡萄酒安かったしなあ。あ、ハウスじゃなくて。バローロとかバルバレスコとかが30くらいからあるんだもん。さすがにそんな贅沢はしませんでしたが。
そう、ここタクシーなしだと自転車転がすとかそんなことしないと到達できない場所(1時間くらい覚悟して歩けば何とかなるか? 路肩、ほとんど幅がないけど。もちろん飲んだ後は自転車押して帰るんだぜ)なので、タクシー代は外せないのね。それ考えると突然100超えになっちゃうのでそれはどうなんだろうと思う次第。ああ、一人で行かなきゃいいのか! なーんだ。
戻って風呂入って荷物整理。土産も揃ったので、後は耐衝撃梱包をすませるだけだ。ソフトケースなので、その辺しっかりしないと。朝、空港へもタクシーなんだよなあ。でも電車の駅まであの重いのを転がすのはしんどい。