ちょっと歩いたら死ぬほど暑いので、半ズボンの類を買いに出る。最初に行き着いたところで買ったら、海パンみたいなものを渡された。後で色々歩いたら、バミューダみたいなのあったさ。むう。
まあ何はともあれ涼しくなったので、島を歩き回ってみる。といっても島の東4分の1くらいしか徒歩で行けないので、まあそんな感じ。
最初は気になった食堂を目指して歩いたのだが、思ったより全然近くて拍子抜け。なのでそのまま歩き続けてみる。すぐに海水浴場みたいな場所に出て、そこを通り過ぎたらどう見てもビルの間の路地みたいな道しかない。その細道と広い通りとの境目には進入禁止の標識があった。まあ普通入れないだろと思ったら、向こうからエレガンテなエンジン音が。来たよ、ちっちゃいのが。
通りの壁にへばりつくようにしてやり過ごしながら、さらに進む。信じられないが、そこは地図上でメインストリート扱いなんだぜ。そして一方通行ながらクルマも来るんだぜ。
そのまま、夜なら噴石が見える食堂がある小道へ。さすがにサンダルなので、ちょっと歩いてやめる程度には険しい道だった。
で、主通りに戻って、上側の道へ。こっちはちょっと行くとすぐに広くなった。ああ、広くなったって、裏通りくらいの広さだけど。
途中にひっそりとワインバーの看板が上がってたので、昼はそこにすることに。旅行案内サイトにも悪くない評判載ってたし。
でまあ、そこからぐるーっと歩いて宿に戻り、ちょっと作業などしてからお店へ。悪くない感じだったし、店員さんもフレンドリーだったが、知り合いが来て食事するからとっとと出てってっていう空気を出されてしまった。オレそんなに長居してないよ。
ちょっと嫌な気分になって(思ったより高かったのもある。まあ会計誤魔化されたわけじゃないが)、ぼんやり宿まで戻ると、島一周の看板があったので見ていると、声をかけてくる人間が。そのすぐ隣が受付で、「何かお役に立てますか?」と言われたのでツアーに参加したい旨を伝えると、すぐに出発だという。
てな訳で、そのままノリで島一周のボートに乗り込んじゃったわけだが、これ、途中で泳げるようになってたのな。オレも海パン風だったから「泳がないの?」と言われたが、下着つけてるし、タオルも持ってきてないから無理って答えたのだった。海は気持ちよさそうだったけどな。
で、今夜、火山の噴火口見に行くボートツアーがあるから行かない? って言われた。それ自体は相当魅力的だったのだが、いかんせん今日早朝に目が覚めてそのまんまだったのと、夕飯予約済み(散歩の最初の目的地)だったのでやめにする。や、予約変えたらいいじゃないとか言われたが、そこ十時半までだし、明日早朝出発の大移動なので。
夕飯は旅立って初めてと言っていいまともなお店。ロケーションも抜群だった。料理の完成度も高い。ミシュランガイドに載ってるんだそうな。星付きではないらしいが。
一応3品とって、付け合せもつけて、甘味は無理だったけどういきょうのリキュール飲んだ。葡萄酒は体調考えて半分の。ただ、グラスで頼める? って聞いたら、なんか開けてくれるとは言ってたな。地元のワインとかなんとか。そっちの方が良かったような気もするがまあいい。
帰り際、えらく感謝されていたのは何故なんだろう。全部きちんと食べたからかな。まあそういうことにしておこう。
品のいい礼儀正しいお店でしたな。
で、出たら外灯ゼロなのな! 昨日の蜥蜴屋の方がまだましだったっていう! 道が狭いんで家の明かりがあったからね。
こっちは海岸線の家もまばらなところなので、帰りマジで焦った。iPhoneの懐中電灯モードを本気で使ったの初めてかもしれない。
部屋に帰って撤収準備開始。酔ってないのできちんと準備して風呂にも入れた。ナイス。