まあお分かりの方も多いと思うんで今更ですけれども、あれです。いっつも、書き込み時間が翌日以降の書き込みも、当日の23:59に合わせて投稿しているわけです。なんで、後20分なんてどうでもいいことだし、むしろ20分でこんな大事なこと書いていいのかっていうですね。
そんなことを思ったり思わなかったりしてまして。
お世話になった方が亡くなりました。今日ではありません。もう1週間過ぎてます。先方がどれほど大変だったか、いやもうよくわかります。それを考えればなおのこと、胸が痛くなると申しますか。
ていうか、その2日後にオレ、駅前電車で通ってるんだよな。
言葉がないです。
最初に会った時は、耳をガーゼで巻いてましたね。化膿してたんだっけ。いきなりそれだったんで、正直面食らいました。
一番偉い人が度々休んじゃって、そのたんびに全部任されて大変でしたね。
最初、あなたの料理を食べた時は、あまりのもどストレートでびっくりしたもんですが、あの方が本物だったと後で知って納得するやら、己の不明を恥じるやらでした。で、そこを辞めて、自分のお店を出されることになって、結果的にですが、自分が最初に近い客だったわけですが、実際どうだったんでしょうね。
店が変わった途端、味がガラリと変わって、びっくりしたことを覚えています。自分の店になって、制約が取れた途端、料理が別物のようにすごくなって。でも、何せ単純に名前で書くとステーキとか、きのこのソテーとかそんなのばっかりだったから、来るお客さんで知らない人はちゃんと食べてくれなくて、悔しい思いをしてましたね。その辺は、自分も何も知らなかったらちゃんと食べてたかどうか自信はないんですが。
それからあっという間に地元の人気店になって、しばらく入れなくって足が遠のいたり。
カミさんと結婚する前に、お店のこと話したら行きたいって言ってくれて、連れてったらカミさんがファンになって。
まあ酒代がかかりすぎてちょっとアレでしたが。
でもって、自分がなかなか行けなくなって。年末のお楽しみに、年越しやったり、楽しかったけど、逆にそれしか行けなくなって。なんとかまた前みたいにせめて年2、3回は行ければなあと思ってて、ようやく行けたと思ったら、病気で3ヶ月休んだと聞き。軽くない病気でしたから、もっと大事にしてーと思ったものの、仕事してなきゃかえって具合が悪くなるって言葉に苦笑いを漏らし。
それからまた間が空いて、そして、とうとう聞きたくない報せを聞きました。
ごめんね。行こうと思えば行けたんだ。いやまあそりゃ、1、2回くらいとか、そんな話ではあるけれど。
でもまあ、なんだ、その、自分の中でも親兄弟を除けばかなり付き合いが長かった人の一人であるあなたが、しかも年下で、なんで先に行ったりするのか。みんなで一緒に旅行に行って、オレが運転手するって約束したじゃん。いや注意力低いから、やばいんだけどね、オレの運転。でもさ、オレがとちって、それを笑うあなたの声を聞きたかったですよ。
いい酒飲んで、本当に、心の底から、こりゃうめえっていうあなたの言葉を聞きたかったですよ。
みんなでベネチアに行って、どういう店に勤めてたのだか、実地でぜひとも教えてほしかったですよ。
なんででしょうねえ。
ままならないんですよ。そんなことわかってるんですけどねえ。
まあそういうわけで、定番ですが、こっちもそのうち行きますんで、そしたら一緒に極上の白やら赤やらを開けて楽しみましょう。もちろん料理はあなたもちで。最初はきのこのソテーでお願いします。あと、ボイルハムも忘れずに。
きっとその時にはつまらないしがらみも忘れてるでしょうから、夜を徹して飲み明かせますよ。きっと。
お願いしますね。
それじゃ。
昼はファミレスでサンドイッチ。朝はカントリーマアム。そして夕飯はブロッコリーとひき肉のリングイーネ。
でもまあそんなことはどうでもよくて、いい葡萄酒開けました。白だと思ってたら赤でしたよ。バルベーラだけど、本当に美味しかった。美味しくしてくれたのかな?