いままで、ナノは学校から直接家に戻って、そのまま昼寝して夕方起き出し、カミさんを待ってひとり遊びという毎日だった。仕事あるし、あんまりかまってやんなかったのもあり。考えてみるとひどい親だ。
学童保育っつーのがあって、これに入れれば問題なかったのだが、ナノの通っている学校では満員で、その他にチャンスはあったのだが、空き待ちってことにしていままで学童は来年以降と考えていたのだが、なんか空きがあったら待ちをキャンセルして空きのあるところにいつでも入れるのな。知らんかった。
というわけで、今日はその面接。一応受け入れてもらえることになる。ちなみに、お迎えは全然変わらないのだった。学校終わったら迎えに行ってそのまま学童に送り込むってパターン。で、夕方迎えに行くという。むしろ２回出なければならないわけだが、いやでもいままで閉じこめてきたことを考えれば、そのくらいどうってことはない。東京ってのは厄介な場所で、自分たちの住んでるわりと外れの場所でも一歩外に出たらなかなか安全というわけにもいかず、見てないところでは遊ばせられなかったわけだが、今度からは外でも遊べるし、友だちもできるので。友だちが重要なんだよなあ。クラスメートと友だちってのは微妙に違うんで、やっぱり放課後フリーに遊べる関係の同世代の子供って必要だと思うんだ。というか、そういう子を見つけられるチャンスをあたえられなかったのは、親の怠慢でもあるのだけど、状況が許さないというのもあって。
自分の記憶では、いい友人だろうがそうでなかろうが、小さいころにそういう人間関係を構築しつつ遊ぶのはものすごく重要なことで、ここで対人関係を覚えるし、他人への思いやりや自分の行動を省みるというとっかかり（すぐにそこまで行ければ誰も苦労はしない）ができるんで。
結局ここから先はナノの運と友人関係をどう考えるかによるんだけど。カミさんの子だから、社交性は低くないと思うんだが。
さて、どうなることやら。
ナノは疲れと口内炎で休み。カミさんは、強く勧めて医者に寄ってから会社に行かせたが、結局上司の人が休ませてくれて戻ってきた。というわけで、家族３人、昼過ぎまで雁首そろえてばったりと倒れる。自分は朝飯と昼飯をスキップしたが、カミさんが帰りにパンを買ってきてくれたのでそれと、あと炊き込みごはんでおむすびを作ってくれていたのでそれで。
それから面接へ。それなりの時間に帰って、それから夕飯。ナノが珍しく空腹を訴えたが、こういう時にかぎって材料が足りないときた。ぬうう。というわけで、鶏もも肉に塩をして臭みを出しつつ、その間に付け合わせの野菜炒めを作る。バターで炒めて風味をつけ、味霸と酒と塩で味付け。これがうまくいってえらくうまかった。鶏は皮目からぱりぱりにして、それを一口大にしてマヨネーズとレモン汁と醤油とタマネギみじん切りのソースをかけて食べる方式。もう一枚あれば十分な量が行き渡ったのに！
まあよくできたのでよし。本当に塩して臭み抜くと、鶏肉の味がグレードアップするなあ。ステキ。
カミさんたちは風呂入って就寝。こっちは仕事。晩酌の酒で寝落ちしそうになったが、さすがに夕方手前まで寝てたので立ち直る。それなりに疲れは取れてるもよう。
