いままで、自分が書いた本について、自分というキャラと紐付けするのは極力避けてきたのです。子供のことに親がしゃしゃり出るのって、保護者的な意味を除けばみっともないと考えていたので。
でもまあ、今回はちょっとそれをやめようと思います。いや、作家を自負するなら、自分という人間なんか介さなくったって、作品で勝負すべきだし、それはいまもそんなに考え方として変えていないつもりなんだけど。
でもまずは周知されないと、なにを書いても空しく消えていくだけなので。
本当に凄いものを書けたら、その時はなにもしなくてもなにか起きるかもしれないし、本当はそうあるべきなんだろうけど(ということを、最近知り合いの作家さんの作品を読んでいて真剣に思ってます。すこしは近づけた気がしていたが、正直、自分はまだその域には遠い)、まあ、いまが一世一代の機会かなあとも思っていたりするので。
今回の『喪失の扉』がどれほどの作品なのか、厳密には自分で判断することは無理(絶対バイアスかかるし)だけど、まあ手ごたえだけはあるので、それを信じて恥をかくのも悪くないかなと。もちろん『ゼーガペイン』っていう作品のバックアップにもなるわけだし。どこから可能性が生まれるかわかりませんから。
というわけで、可能な限りなんかやっていきたいと思います。
そんなことを決意した夜。
ちょっとだけ出遅れたけどナ。いろんな意味で。
でまあ失敗したからってなにがどうってわけでもなく、おなじことを続けるだろうってのは秘密だ。誰のせいにもする気はない。実際誰のせいでもないし、誰かのせいにしたら負けだと思ってるから。
夕飯はアルテ。今回は盛況。誰も口にしていないが、よく考えるとこれ忘年会だよな?
今どき都内で1万を切るどころか何千円かおつりがきて、なおかつ酒代込みっていう店はそうないと思う。もちろん味も込みでの話で。
ほどほどによく食べ、飲んで、かなり遅い時間に帰る。終電は楽勝でクリアだったけども。
帰り道にある本屋。売り切れてました。まあ3冊入荷で1冊オレが買ったんだけどナ。