チャレンジは完遂しました。いま、オレのアバターは金色のジャケットを身につけ、頭には灰色の岩が載っています。明日になったら普通に戻すぜ! 苦労して手に入れたのがこれとは……。
とりあえず起きた。目覚ましで4時間強。計測、バタバタと片付け。出る。おわかりだろうか。そう、投薬を完全に忘れていた。
もちろんある程度持ってきているので、朝飯の後に飲めばいいことではあるが。
というわけで準備して出発。
なんだか電車の経路アプリの調子がおかしいのか見方が変なのか、到着時間が明らかに遅すぎるのだが、最短ルートをとった結果問題なく早い時間に中間点に到着できた。
そこから特急で2時間弱。目的地は東照宮のあるあそこ。本当はあの電車で行きたかったが、1週間前に週末の席が取れるはずもなかった。
お弁当など買って出発。投薬。あの電車ではなかったが、乗ったやつもゴールドのなかなかイカス車体だった。
着いてすぐ、目的の神社に向かう。バスなど使う予定だったが、歩きで大丈夫そうだったので歩いた。途中にあったステーキ屋さんでお昼をいただくことにする。列はほぼなかったが、中はたいそう混んでいた。混み具合も納得の味で、ハンバーグはもちろんだが、湯葉と牛肉のカルパッチョが素晴らしかった。てっきり湯葉を添えたカルパッチョだと思ったら、ちゃんと湯葉も一部になってたという。よくできた料理だった。
ちょっとゆっくりしすぎて、目的の神社に着いた時にはすでに拝観終了寸前だった。気づかず閉まるのが早いとネットに書かれていた方に向かったら、本命の方も同じ時間に閉じてて、っていうかむしろ早くて、とりあえず今日はここまでってことになる。
神社は閉まるのが早いのは知ってたつもりだったが、ここまでとは。
暗くなってきたので宿に向かうことにする。歩きで2キロ強ってことなので、歩こうということになった。が、なんかすごい道で、落ち葉をかき分けて路肩を歩く感じ。道そのものは舗装されていたが、街灯もなく、なんかこう本当にこの道でいいのかって感じ。またマップアプリのスケール表示がおかしくて、行先が全然見えないの。
まあ結局表示されてたのに近い時間で着いたわけだけど。
で、宿に着いてほっとしたのも束の間、なんかこう思ってたのと違うところで戸惑う。いや写真と違ってたわけではないのだが、こう、なんというか微妙に必要な要素が削られてるというか、微妙な感じなの。
なんというのか。部屋ごとにベランダ温泉風呂がある。それはむしろ売りにしていいかもしれないのだが、高級なお宿ってわけでもないので、設置の仕方は割と雑。着替えスペースは仕切りのカーテン設置してその中でとか、外との境界は外用カーテン1枚なので冬場に同じベランダ内にある洗い場使うのはそれなりに決死の覚悟がいるとか。トイレが独立しているのはよく考えると悪くないのだが、普通のアパートのそれの雰囲気バリバリで、それ以外ベッドルームが全面を占めているので寝る以外の過ごし方が非常に限られちゃう。
大浴場は離れなのだが、プレハブ感が非常に強く、露天風呂があるのに手狭感半端ない。食堂も離れというか、フードコート方式のそれがあって、注文ごとに都度料金がかかるので同じ敷地に別のレストランがあって、そこで勝手に食べてちょという感じ。一応食事込みのプランもあるらしいのだが。いや、食事はまあ素泊まりで外食ってのは珍しくないし、いいのだが。実際近所に何軒か食堂があったし。
ただ、事前にシステムを把握できてないと、その場で大変困った感じになる。その空気が辛かった。
フードコート形式と書いたが、料理はそこそこいいレベルだった。特にステーキは味もお値段も相応で、もっと高めに設定できればちゃんとステーキハウスでやってけるくらいのクオリティだったんじゃないかと思う。天ぷらも海鮮丼もピザも全部美味しい。麺類は食べなかったのでなんとも言えばいが、天ぷらの出来を考えるに決して悪くはなかったんじゃないかと思う。葡萄酒1本頼んだ(そんな高価なのじゃない。というか、安い部類だと思う)ら、フードコートですよねここっていうくらい上等なサーブをしてもらったり。食べ終わった食器は洗い場に持っていく方式なのに。
というわけで良かったんだかどうなんだかという感じの宿だった。
前夜あんまり寝てないし、できることも少ないので、とにかく早い時間に寝た。てっぺん回る前。