自分は家にいることが非常に多いので、自分がやっておくのが最適ということは多い。洗濯とか料理とか。
で、日々こなしているわけだが、このところなんだかやることが増えているように思えてならない。昨晩なんかも、だいたい終わったはずと思ったら炊飯ジャーから飯取り出して凍らせるとか、猫のトイレの掃除とか、いくらでも湧いて出てくる感じだ。
そつのない人はほぼ全てのプロセスを最適化して、余計な作業が発生しないようにしながら肝心なことにリソースを集約するのだろうなあ。どうにも労力の分散が激し過ぎて、全部終わると仕事しなきゃならないのにモニターの前でぼんやりすることしかできない。
そんなこんなで朝だ。次の猫娘の給餌まで4時間! まだ寝てない! オレはいったいどうすれば。いや寝ろよ。
起きた。自分の計測。準備して、カミさん起こして猫娘に投薬。続いて給餌、再び食後の薬を入れる。
ヤクルト200、投薬。今日はなくなっちゃうサンドイッチ屋さんに行ける最後の日(平日はカミさんとナノがダメ)なので、準備して出る。
電話したけど出なかったので、すんごく忙しいんだろうと推測して急いで行くと大正解。たぶん自分たちのちょっと後ろで品切れだった模様。
お店でゆっくりしてから本命の用事に出発。
そこから目的地は案外近くて、かなり早めに到着。コーヒー屋で時間を潰す。
用事が終わったのは夕方。まだ暗くはなってない。
夕飯をどこかで食べようかという話になる。ナノに行き先を決めてもらおうとするが、だいたい決まったところで眠いと言い出し、寝てしまう。起きそうになかったので予定をキャンセルして近所のカレー屋で適当にテイクアウトしてきて夕飯にした。
もそもそ食べてたら途中でナノも起きてきたので一緒に夕飯。まずまず。
終わったので片付け。皿くらいしか洗い物がないと思えばさにあらず。結構な量アルミホイルがあって、それ洗わないとゴミが臭うのでざっと流してさらに程よく干さねばならない。なんてこと。
でようやく洗い物が終わり、さて夜の薬関係を……と思っていると、風呂場方面からナノの悲鳴に近い声が。
なんと、たまたま網戸が開いてて、そこから子猫が逃げたという。
そこは隣家との間にある塀のある場所なので、自分は行けず。カミさんとナノが飛び出して行った。すげえ機動力だ。
外から見ると、戸惑うように塀の上に子猫がいるのが見えたが、懐中電灯持って近づこうとしたらあっという間に逃げよった。まあ猫ってそういうもんだけども!
こっちは捕獲時用にケージ持ってぼんやり外に立っているしかできず、無為に時間が過ぎていく。時に深夜2時前(マジ)。
パニックになったカミさんは、子猫が逃げ込んだ家の庭に入れてもらうためにピンポンしてしまい、カミさんが割と町内のことをよくやってたのと、そこの人と顔見知りだったおかげで怒られもせず入れてもらえたという。
結局徒労だったんだけども。
万策尽きてケージとトイレを外に出し、餌など置いて朝を待つことになる。
こっちはこっちで帰ってきた時のために首輪とタグを通販で注文したりな。帰ってくればいいがと思いつつ、出てった窓の外をぼんやり見てたり。
まあ仕方がないので中断していた作業に戻ったら、ナノが上気した声でこう言いながらリビングに入ってきた。
「帰ってきた」
なんでも窓の外で鳴いてたんで、開けたら入ってきたんだと。
とりあえず急報を受けて起きてきたカミさんとケージ&トイレを回収。さっそく陸貝がへばりついてて悲鳴を上げつつ(なんであんな場所にあんなにいるんだ!)、なんとかことなきを得る。
すぐに獣医さんに予約を入れ(オンライン完備で24h受付&日曜診療)、網戸ストッパーを購入せねばならんと決意を新たにする(もともと使ってたけど、壊れた&配置替えで必要にはなってたのだった。差し迫った感じがなかったからちょっと放ってあったのだが)。
狭い場所を深夜に手足むき出しの格好で走り回ったナノは結構擦り傷やってて、とりあえず手当。
なんだかんだで朝方までかかってようやく寝た。またあんまり寝られん。
タイトルを『子猫、脱走』ってやるほど厚顔じゃありません。あと、だっそうで変換すると何故か奪槍になるんですよ。なぜだ。
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