5/3 書くのが恐い病

 もともと重度の書くのが恐い病を患ってまして、書き出すのにえらく時間がかかるんですが、これですげえ作家さんならいざ知らず、帳尻合わせだけがうまい書き手っていうだけだったので、そろそろ先方もこっちの底が割れている時期だと実感しています。
 みなさんいかがお過ごしですか?

 それでもいろんな意味で負けるの嫌いなので(だから基本的に勝負事には手を出さない)、さすがに今度ばかりはなんとかしようと真剣に考えました。その結果、なんとなくどうすればいいかが見えてきたような気がしてなりませんが、気のせいかもしれないので、とりあえず仕事にかかることにしましたっつーかとっととかかれ。
 正直、同業のみなさんと(直またはネット越しで)話したりする時も、一歩引いておりました。理由は自分がかなり中途半端だと実感していたから。偉そうに話せる気分じゃなかったというか。他の人のせいなんじゃなくて、自分のせいね。その辺、はっきりさせないままずっと来ちゃった感がものすごく強くて。
 書き手として低レベルでも、自分がここまでとはっきり認識できていれば、それはそれで開き直れようというものなのですが、これがじつに微妙。肝心なところがなにもわかっておらず、とにかく力技でなんとかしてきたというところが非常に大きいので。なので、途中猛烈に悩んだり迷ったり、ひどいのは書くのに1年近くかけちゃったりして、しかも鳴かず飛ばず(商業的な意味でというより、少数でもいいから読者の感性にがっちり引っかかるところがないというか)。
 でまあ、その辺はっきりさせたくて、ここしばらく悩んできたんですが、いい具合に(あえてこう言おう)時間切れ感もあり、追いつめられまくった結果、見えてきました。これは自分の限界を定めることにほかならないのだけど、五里霧中を手探りでふらふら進むよりはなんぼかまし。たぶん。この年齢になってみれば。
 もちろん、方向性が見えただけであって、その先どのくらい行けば物書きとしてましになるのか、あるいは堂々と作家と名乗れるようになれるのかどうかはわからないのだけど(一生作家とは名乗れまいと思ってたんだけど、いまはちょっと考え方が変わってきました)、まあ間違った方向ではないと実感してるんで、とりあえず行ってみます。

 なんてことを深夜のジョナサンで。居酒屋メニューは本当にお得感バリバリ。

 あと、やっと覚悟を決められる感じ。覚悟のない文章は読んでいて引っかかるものがないと思う。

 決めたとたん、連休中家族サービスに回そうと思っていた時間がなくなってしまいました。恨まれるだろうなあと思いながら就寝。起きたら昼過ぎ。でも恨まれるのも覚悟の一部なので。まあどうせ全方向にいい顔しながら物書きできるほど器用でも才能にあふれてもいないので。

 いまかかってる仕事は乙方面です。いい仕事にします。もともとそのつもりだったけど、今回はかなり確信があります。時間も空いたし、集中してかかるつもりです。

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