5月〜6月上旬

 でまあ、ネット覗いてエア旅行ににやにやしながら、結構な量の仕事をやっつけていくわけですが。
 なんの仕事かはまだ書かない。出てからここ変更するかもだけど、しないかなー。
 まあ、とにかく量的には大仕事だったのです。いや、オレよくやった。でも、これ形になる保証ないんだよな。直しもあるかもしれないが、それは出ることになってからだよなってここまで書いたらわかる人にはわかるか……察しのいい子は嫌いだよ。

 で、それを目をつぶって先方に送り、続いてもう一本。量はそこそこだが、結構大事。オレメインだし。ここで遅らせたらもう面目ないとかそういうレベルではなくなるので。だからオレのいやなんでもありません。

 しんどかったです。前の前のヤツよりは楽といえば楽でしたが、やっぱりなにもないところから組み上げていくのは大変。いやもう。
 自堕落を絵に描いたような自分にしてはなかなかやるなって感じで仕事を上げられたと思うぜ。
 そして、終わりの目処がついたところで決意する。行く。行くことに決めた。行かないと心が死んでしまう。いや行ったせいで、別方面から心が死にそうになったわけですが。その辺はまあいい。いいんだ。
 というわけで、不退転の決意を示すため、払い戻し不可能な航空券をポチりました。とはいえ、航空運賃さえ目をつぶればまだなんとかなるんだけどね。滞在費とか考えると、その何倍かが飛んでいくわけで。
 で、ホテルはエア予約だったものを本予約に移行(心の中で)し、現地の交通手段の確保に移るわけです。

 なにしろ冒険旅行なので、ローマに到着後、即座にシチリア本島に飛ぶプランを採用。シチリアへ行く便は本数が多く、時間的には余裕があったが、それでも乗り継ぎでなにが起こるかわからんのでさらに+1時間見込んで到着3時間後の便を予約する。
 ここまではまだよかったんですが。プランそのものは無茶なようでいて、現地を知ってる人間なら別に普通の旅程(ちょっと慌ただしい程度)だし、実際そうでしたから。いや、厳密に言えばちょっと時間に余裕持たせすぎて、現着時刻がえらいことになっちゃったんだけど、これ書いちゃうとこの後書くことが減っちゃうので書かない。ここでは。
 さて、シチリアはカターニアまで飛んで、翌日いよいよ島へと移動となるわけですが、船が出るミラッツォまでは鉄道を利用することにしてダイヤを確認、ミラッツォから高速船で一路ストロンボリという計画を立てたり。フェリーの券は確保(無駄になってもなんとかなる程度の値段だった。安くはなかったが)してあり、列車は現地でなんとかなるだろうってことで(あと、ネットで調べた限り、カターニア空港からミラッツォ港への直通バスがあるということだった)、行きの手配はそこで終了。
 その時は能天気に、ミラッツォに昼ごろ着くから、飯とかどこかで食えるかなとか余裕だったわけですが。

 問題は帰りだったわけです。ストロンボリからの復路で、飛行機を昼に予約しちまったのね。冷静になれば間に合うはずがない(島からミラッツォまで3時間かかる。早朝の一番早い船に変更しても、ぎりぎり間に合わないていうか。実際の予約は朝2番目の船だったので、これだとなんとミラッツォへの到着は昼前だったりする。イタリアでそんなタイトなスケジュール組んでうまく行くはずがないことを知っているくせに、なんとなく予約を取っちゃったのだ)。幸い、飛行機は変更がきく予約だったので変更を要請したのだけど、これがいかんかった。日本語通じない上に、要件だけ書けばいいのに余計なこと書いたせいで、先方が混乱。しかもなんとか予約変更できたと思ったら、それも間に合うかどうか怪しいという。再度変更しなきゃならなくなり、連絡を取ろうとするがなしのつぶて。
 いやおかしなところじゃなかったんですけど、なんかストックホルムかなんかの代理店でね。もうなんだか。ていうか、アリタリアなんだから、アプリで予約とかできたのに! 変更も多分それで難しくなかったのに! ってことを知ったのは、ずいぶん後になってからだけど。
 というわけで、この変更に手間取った上に、間に合いそうな飛行機は夕方の便で、本土に戻ってもローマからフィレンツェに移動して終わりっていう。その日のうちにグレーヴェに移動する腹積もりだったのだが! そしてグレーヴェは2泊はしたかったので、しわ寄せは旅程の後半に向かうことになったわけですな。

 こうやって書き出してみると、もう旅程の歪みがもろにこっちに跳ね返ってきてるなあ(遠い目)。いまとなっては、なんて美味しいんだと思えるけど、当時はそれどころじゃなかった。まさに地獄。結果オーライで本当に良かったね。

 ちなみにローマ近郊のフィウミチーノ空港に戻ってからローマ、フィレンツェへ移動する手段はあえて予約しませんでした。本当はこの時期なら格安の列車を確保できたのだけど、時間が読めないのでここで予約するのは危険だと判断したため。これは正解だった。

 かくしてイタリアの交通事情を勘案した上で緻密に組まれた(と思い込んだ)旅程は完成し、手配も概ね終了。
 そして、仕事もなんとか片付き、あとは必要なものを買ったり準備したりという、思えば一番波風の立たない日々へと続くのでありました。

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