味三昧
Last update 29-Aug-01

味三昧

 定休日 :毎週月曜日、第3火曜日
 営業時間:AM11:30〜PM2:30
      PM5:00〜PM10:30
 所在地 :東京都練馬区中村北4-12-13
 電話番号:03-3577-7022

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 ええと、味三昧です。下のメニューは、2001年7月ごろに訪れた時のもので、5000円の懐石コースに+αという内容だと思いました。
 ちょっと前のことで、もう忘れてます。メモ取っとけばよかった。でも美味しいもの食べてる時にそんな神経働かないんです。写真だって、MICKEYさんのご協力がなければ、最近ちっとも撮れてないですし。ていうかごめんなさい。
 なお、懐石コースをお願いする方が、このお店ではお得だと思います。十分な量と旬のメニューを楽しめます。ただ、単品にお酒なぞを頼んで、カウンターで食べる方がより心地よいことは確かです。親方との会話を楽しみながら旨い食事をいただく、まさに至福のひととき。
 ――万札飛んできますけど。
 いや、またそれもよし。止めません。ガンガン行っちゃってください。一緒に地獄を見ましょう、ええ。

 味三昧のコースにはお通しというか、前菜がつきます。これはお酒をお願いしてもおなじですが、とにかくただのお通しではありません。量が少ないものの、とても洗練された美味しいおつまみが出てきます。もちろん、時期によってその内容は変わります。へたをすると日ごとに変わることもあるんではないかと。この辺自信がありませんが。
 で、写真の品目ですが……忘れました。ごめんなさい。真ん中は塩辛だったような気がしますが(ここの塩辛がまたうまいんだ。柚子とかきいてて)。
 これをいただくだけでも行く価値があるかも知れません。それほどの一品。
 新じゅん菜わさび酢。じゅん菜は形は小さいのですが、小さい方が高級品だそうで。実際、じゅん菜のまわりはぶ厚くゼラチンが取り巻いていて、この食感が軽いわさび酢に大変よく合っています。
 これは間違えようがありません。岩牡蠣です。そのまんま。薬味とぽん酢でいただきます。
 夏場に蠣はご法度のはずなんですが、天然物の岩牡蠣は別。個人的に蠣は大嫌いなんですが、ここのは例外です。
 進んで食べる気になれるのは、ここだけかも。
 鱧引きであります。関東ではなかなか食べられないあの鱧であります。もちろん、ちゃんと美味しいです。TVなんかでよくやってるように、骨引きしてあります。全然骨が舌にあたりません。ただ切ってるだけなのに。
 で、カウンターでいただくと、骨引きするところから見られます(その場で骨引きしないと味が落ちるんだそうで)。それができるのは親方だけなので、親方が不在の時には出せない料理なのです。夜はちゃんといらっしゃいますが、ランチタイムとかに食べたくなっても、運が悪いとダメという(ランチタイムでも夜のメニューはちゃんと出ます。料金は夜のまんまですが)。
 お造りです。薬味は左がわさび、右が生姜、そして真ん中がバクダイなる中国の果物だそうです。箸休めなんかにする珍味で、味はしないんですが、ゼラチンみたいな感じで、脂っこさを取ってくれるんだそうです。
 品目は鮪の大トロと鰹、平目(自信なし)に……あとなんだっけ。
 焼き鮎です。よくあるアレですが、じつは本日メインのひとつ。
 蓼酢に身を浸して食べますが、残った骨は骨煎餅になって戻ってきます。その場で全部食べちゃった人は後悔してました。
 平凡に見える料理ほど、店の力の差が出ますね。とても美味しかったです。
 鱧料理ふたつめ。鱧と湯葉の酒蒸しです。単品でもお値段の張る料理ですが、その価値はあります(だいたい、単品で頼むと一人前にしては量が多い)。
 ここでは一鉢3人前ってところでしょうか。
 今回のメインのひとつ。
 海老湯葉包み揚げ。芯に餅が入ってまして、これがまたいい味なのです。想像するよりずっと食べ応えがあります。このお店の名物のひとつ。メニューにあったらぜひ頼んでみたいものです。
 牛冷しゃぶ。本当にごく薄くそぎ切りにした牛肉を、ごくレアに火を通して冷やして盛ってある一品。ぽん酢やごまだれでいただきますが、これがまたよろしゅうございます。食感は意外に軽め。余計な脂身が落ちてるので、人によっては箸休めに近い軽さに感じるかも知れません。
 全部の料理が出終わると、お食事になります。これはそのうちのひとつ、稲庭うどんです。細切りにした海苔(もちろん手仕事)が美しい。
 これがもうひとつの炊込みご飯と赤出汁。炊込みご飯は月ごとに具が変わりますので、毎月行く楽しみがあります。
 これは鱸の炊込み。
 この後デザート、お茶と出て、終わりになります。寿司懐石をお願いすれば、最後のお食事はお寿司になります。

 今回のコースには焚合わせがありませんでした。ここのお店の焚物、ものすごく美味しいのです。こればかりは写真よりも実物をいただいたほうが説得力あると思いますので、もし行かれることがあったらぜひ。内容は季節ごとに変わりますが、どれをいただいてもとても美味しいです。席についたら、帰るまでにはいただいておきたい一品と言えましょう。

 なお、このお店、駐車場は1台のみ。それも、事前に確認しておく必要があります。有料でいいなら近くの千川通りにパーキングメーターがありますけど、よく考えたらここに来るのにクルマで来ることほど損なことはないです。カードは各種。出張料理もありですが、お料理が1万/人〜という制限があります。
 大泉学園にも支店がありまして(練馬勤労福祉会館1F)、こっちは大変リーズナブルな構成になっております。こちらの方は、またそのうち。

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