イル・カナアレ
Last update 6-Oct-99

イル・カナアレ T-Project!

Special Thanks to Hikarigaoka-Walkers & the Others.

 イル・カナアレは異常な店です。
 キアナ牛のTボーンステーキが、なぜ\6,000で食べられるの?
 いや、食べられるんだからしょうがない。そういうわけで。
 これは、去る8/14、東京は石神井公園のイル・カナアレで決行された名づけて『T計画』の、恐ろしくもはかない成り行きの一部始終であります。

 この美味しい恐怖を味わいたい方は、イル・カナアレ(03-5372-5266)に3日前までに予約を。2名様より(2003年現在、仕入れの都合上注文は受けていないそうです)。


 T計画と名づけられた作戦は、前回のトマトフェア直後に立案され、即刻実行に移された。
 写真の面々は、この恐るべき計画に参加した勇気ある人々である。
 特に、たったひとりで巨大肉塊処理に挑んだ約2名には惜しみない拍手を送りたい。
 写真左奥3人め(黒い服の女性――っつーかカミさんの左の白いシャツの人)が、特に勇気のある男のひとり、信孝氏である。右端はもうひとりの勇者、みつきゐ氏である。
 いや本当に、見ただけで食欲減退しそうな、なんか凍ってれば人殴り殺せそうな塊を、見事に処理して見せた上に、みつきゐ氏にいたっては、骨から白湯スープまで取ってしまったという剛の者ぶりを示している。その場では全部食えなかったがな!:D
 おなじく勇気ある人々の姿だ。これで全員である。もちろん。なんか1名足りないような気がしないでもないが、気にしないように。おにーさんと約束だ。
 というわけで第1の皿。
 これは冷製スープで、『ズッパ・デ・パタータ・フレード』と言います。
 クリーミーなスープに、コンソメのジュレを浮かべたものです。軽めの口触りと言えましょう。
 そりゃそうだ。この後待ってるものがものですからな。
 こいつはトマトとバジルの冷製パスタ。『ケッカ』と言いますな。
 これも軽い。かなり。
 前のズッパもこれも、油っ気が少ないので、ええっ、主菜の前にこれだけなの?って感じがします。
 でもそれは間違いです:D
 さあ、パスタまで終わると、いよいよショーの始まりですよ。
 最初はじゅーじゅーいってるだけなんですけど、これがだんだん時間が経過するにつれて煙がもくもくと……すごいっすよー。写真からではよくわからんかも知れませんが、もともと写真って目ほど煙は写らないんで、それでこの煙ってる状態ってのがどんなに凄いかおわかりかと思いますが、こんなのは序の口。
 さあ。
 燃えてるぞ、燃えてるぞ。骨つきの巨大肉、略してあの肉が燃え上がってるぞ。
 肉眼では、はっきり言って向こうの様子があんまりよくわかりませんでした。そのくらい煙い。
 最高潮。
 そろそろ焼き上がりの流法です。
 この流法と書いてモードと読むの、いいよね。
 え、知りませんか? ジョジョの奇妙な冒険のジョセフ編を読みましょ。
 さあ、いよいよ恐怖が解き放たれるッ!
 デカイ、デカイ、デカイッ! ひたすらにデカイッ! ギャーン。
 大きさの比較は右側の煙草の箱でどうぞ。
 ミニチュアじゃないぞ。
 さあ、もう一度、その巨大さに酔いしれるがいい。
 あ。関係ないけど、ここのシェフの小田倉さんは、ちゃんと『料理の鉄人』に出てるんですよ。最終回の歴代挑戦者のところに名前出なかったけど。あれ、出席した人間しかリストに出なかったみたい。そりゃないよね。
 プレジール・グルマンはなくなっちゃうしさ、もうさんざんさ(関係ない)。

 これ、2〜3人前ですよ。もちろん。普通そうでしょ。ねね。
 倒れる前なら、挑戦したかも知れんが。
 あー、ちなみに青山通り沿いのサバティー○では、グラム\2,000で500gからというなかなかのお値段でした。やっぱこっちが安いと見るべきなんでしょうね。うん。
 残骸。
 いや、違いました。これがすばらしい出汁の素だということは、みつきゐ氏が見事に証明してくれたわけです。ちなみに、みつきゐ氏はベーコンなどの薫製に挑戦し、これを見事に攻略。われわれの口をおおいに満足させてくれました。ありがとう。
 今度生ハムにも挑戦するそうな。すばらしいね、うむ。

 関係ないですが、みつきゐ氏の愛車はピカチュウ号、ライチュウ号といいます。ポケモンのフィルムコミックで買ったというのもありますが、やはり決め手は黄色い車体にあるようです。ライチュウ号は限定解除じゃないと乗れないんだぜ。いいなあ。
 ええと、ドルチェ。デザートです。なんつったっけ。シェフのくれたお品書きには書いてないんで。
 なんか甘かったです。あと、乗ってるのはたぶんトウモロコシの粉で作った煎餅かなにかだと思います。

 なんか急にトーンダウンだね:D てへ。
 というわけで、本日のヒーローのご登場です。
 美味しい恐怖を店内に解き放った人でもあります。
 じゃヒーローじゃないじゃん。

 ごちそうさまでした。

 なお、この恐怖体験は、イル・カナアレで誰でも楽しめます。詳しくはこのページのトップまで。


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