焼きたてをほんのすこしさました状態で出ました。アンチョビの香りが大変香ばしかったです。
じつは、前菜の寿司、ここの秋の恒例メニューだったりします。
カルパッチョ好きなんですけど、これはまた格別でした。なんというか、日本人じゃないとこの味は出せないでしょう。たぶん。
リードヴォー、ポルチーニ、ほうれん草のパイ包み焼きです。
魚の前菜に対してこっちは肉の前菜ですね。
ソースはマルサラ酒ベース。
下のパスタと比較していただけるとおわかりと思いますが、でかいです：Ｄ
このパスタは、日頃クラッティーニで出ているパスタに近いです。クリスマスメニューで、あえて日頃のパスタを出してきたのは、ある意味、シェフの肩の力が抜けてる証拠だと思うのです。
ベースはアーリオオーリオペペロンチーノで、個性の強い魚介の匂いを封じて、甘みを引き出してます。
なるほど、海のフルーツとはよく言ったもんで。
ご覧の通り、トリュフたっぷりかかってます。匂い強かったです。いやもう。こんなに香り乗っかったトリュフ初めて食べました。
昔、生きのいい白トリュフをここでいただいた記憶があるんですが、ここまで香り強かったかな。どうかな。
こいつは信州和牛サーロインのビステッカ、バルバレスコのリゾットと新じゃが芋のコンフィ添え。サーロインステーキでありますな。
火が通ってないようでいて、しっかり火が通ってる和牛の味はかなりキてます。写真では見えませんが、野菜の陰にバルバレスコワインのリゾットが隠れております。これがまた絶品。新じゃがもうまいですな。
昆布も入ってるはずだけど：Ｄ
洋梨とキャラメルのムース、ビターチョコレートのグラッサージュであります。こいつは原田さんの作でありましょう。
見た目の美しさはもちろん、味もよし。フランス料理のデザートのように繊細な味は、その手のケーキ屋さんで食べると６、700円は行くだろう代物であります。
いやほんと、これかなりよかったっす。