'97版日記のようなもの
::番外・東京のラーメン屋(26-Dec-97)
そえた先生ごめんなさい! きっと、わたしの味覚は壊れてるんです;_;
::恋の話(20-Dec-97)
いま、無性に恋の話を書いてみたいです。
っていうか、どうも、まともに書けないんですけどね。テレ入っちゃうのと、経験不足があいまって。
あと、どこに持ち込んだらいいのかわからんのですが。少女向けの文庫は正直キツイので(物凄く締め付けがあるらしいんですよ。ジャンプとかマガジンなんかで噂に聞く以上の)、やはり野郎向けだろうと思うんですが(男向けなら、たとえ締め付けがあっても生理的について行けるんじゃないかと思いまして)、どこらへんでしょうねえ。
だいたいですね。
この年齢でこんなことしてるオヤジに、いわゆる恋愛の(成功)体験なんぞ皆無なわけですが、だからこそやってみたいなと。
皆無は言い過ぎかな。でも、およそいい記憶がないです。ええ(笑)
で、ですね、なにか特定のテーマについて描こうってときは、知識や体験は必要だけど、そのテーマに関することに飢えている方がはるかにいいもの書けるんじゃないかっていう。ほら、腹減ってる時の方が、飯のこと書くといい感じだったりね。他のことでもおおむねそうじゃないかと。
恋愛もね、渦中にあると、夢中になってるか、末期あたりだとうんざりしてるかどっちかだと思うんですが、万年カヤの外の人間の方が、どんなに甘美なものか(あくまで外から見た感じですがね)しっかり書けるかなと。
例外の人もいますけどね。
そういう人はいいんです。天に選ばれた人はね;_;(冗談抜きでいるんだよね、これが)
あとね。ウソでもいいから恋愛してみたいよね(笑)
いかんね、ドツボにはまるね、このパターン。
まあ、姑息な計算もありまして。恋愛をきちんと描ければ、絶対に若人(笑)の支持を得られるんで。そりゃあもう、彼らは飢えてますからね。セックスを描くのとは違う、そういう部分の、非現実なんだけど現実に近似する、擬似経験というか。
冷静に考えると、そんなもん読んでないで、きみたち、街へ出たまえとか思うんですが、その言葉はそのまんまわしに帰ってくるから恐くて言えません(笑)
あー。とりあえず、いま書いてるおっさんとねーちゃんの話(どういうものかはいまんとこ書けませんが、そのうち)で恋愛物でもやってみようか。
じゃあ、こんなことしてないで書け>自分
ああ。そうなんだよねえ。
おいらより若い(<21h)みんな、こうなる前に恐れずおねーちゃんにぶつかって行け。後悔するぞ。
あ、でも引き際はわきまえような! どうせ女は星の数だ。
なんかあったのか? オレ。
::ウルティマ(11-Dec-97 修正19-Dec-97)
いま話題のウルティマ・オンラインやってますよ。
えー、あの世界観にはどうにもなじめなくて、ウルティマそのものはじつは3をファミコン版で終わらせただけなんですけど(4と5と6は触ったことはあります)、それをしてなおハマるゲームです。
内容は、たぶんWWWを閲覧できる方ならご存じだとは思うんですが、要するにコンピュータRPGの顔したTRPGと申しましょうか。全世界からプレイヤーが参加して、ゲームの架空世界の中で冒険(っていうか生活)しているという。
インターネットのおかげで実現したようなゲームです。
9日に富士見書房の謝恩会(というか忘年会)があったんですけど、そのときご一緒したFEARの山北さんが、「あのネタはわしが92年頃に企画書出したものなんや〜!」と主張しておられましたが、まあ、たしかに誰もが思う理想のコンピュータRPGの姿なのかも知れません。
で、まあディアブロなんかとおなじなんですが、やっぱり人を殺して金品を強奪する人間(PlayerKiller)が出てきまして、結構モラルの問題とかが表面化しております。悪人を演じるのはカッコイイと思うんですが、PKの始末の悪いところは、陰湿で、あくまで利己的なところなんですよね(キャラクターが利己的なのと、プレイヤーが利己的なのは全然違いますので。念のため)。
悪人が悪人演っても面白くないですわ。
っていうか、人間のイヤな部分をゲームの中でも見たくはないですね。なんかモラリストの発言のようでイヤなんですけど。
ゲームの参加者なんだから、なにやっても自由だ、という理屈は詭弁だと思ってます。
ゲームの中では、ギャグ売ってお金を稼いでる人がいたり、物売り市場が自然に発生していたり(当然物の売買はプレイヤー同士の交渉で行われるわけです)、もうロールプレイの嵐だったりもするわけで、ゲームのルール的にキャラクターを有利にすることだけに血道を上げるプレイヤー(マンチキンともいう)は、どっか行って欲しいと思ってます。いや、思ってるだけです^^;;
さすがにここまでは言い過ぎだと思うし。
しかし、ウルティマのあの押しつけのモラルはがまんできませんねー(その世界でPKが徳の高い、というか低くはない人物として存在できちゃうのが笑えますが……単に相手を殺すだけなら、手を下さなくても方法はあるようで)。
パクリでいいから、ウィザードリィの世界でおなじことやってくんないかな。デイヴィッドでもロバートでも誰でもいいからさー。絶対ウィザードリィの方が熱いよね。ね。
この際、SNEさんが純国産でソードワールドでもやるとか。
ワースは一般性が低いからねえ。でもできたらいいよね。
あ、Might&Magicでオンラインやるらしいですね。#1の世界なら、大期待です。
::番外・襲撃! クイーンアリス迎賓館(15-Nov-97 修正19-Dec-97)
すまんです。どう取り繕っても悪口臭いので、日記から抹殺しました;_;
どうしてもお読みになりたいという方は、ここへどうぞ。
::小説の話(10-Nov-97)
いま、3本小説を抱えています。
ワース、呪法、謎のノベライズっていう。
いや、ちっともいい状態ではありません。しかも、呪法はまだ宙ぶらりん^^;
忙しいのはいいことで、シノプシスのレベルなら、まあ3本でも問題ないんですけど。
でも、このくらい抱えないと(実際、仕事が存在するのはすごくいいことなのです;_;
書きたくたって、書けないこともあるんですから)、食えません。増刷が嵐のようにかかれば、年1冊とかでも食べてけますが、世の中そんなに甘くはありません。
計算上では、年6冊出せれば左団扇なんですけど、2ヵ月に1冊って、じつはかなりムチャなペースなんです。それに、ゴミ量産してもしょうがないし。これはプライドの問題じゃなくて(ないとは言わないけど。むしろ、わたしゃ気位は高い方でしょう。無意識、かつ無意味に。いや、よく指摘されるんです^^;)、つまらないものを量産している物書きなんて、体よく使われて捨てられるだけなんで。読者のみなさんがつまらないと思った瞬間に、終わってるんです。その書き手は。挽回の余地がないってわけじゃないでしょうけども。
そんなわけで、現在の状態はちょっと異常なんです。ただ、1回こっきりなら、こなしてみる価値はあると思ってるんです。
こないだなんか、ワースと某画集(笑)の事典が重なって、両方ともよく出たなーって感じだったんですが(担当のみなさん、本当にご迷惑をおかけして申し訳ありませんです)、おかげで、仕事をパラでこなしていく自信はつきました。ちょっとだけですけどね。
で、今回はさらにハードに、3本+αでやってみようかと。これこなせたら、すごい自信になるんじゃないかって。
というわけで、某大作ゲームのノベライズのシノプシスやってます。大変ありがたいことに、かなり自由にやっていいということなので、題材選びにはそんなに苦労せずにすみそうなんですが、やっぱり読み手の嗜好は大切にしたいなって思ってます。担当の編集さんは、その辺もあまり過敏にならなくていいよとは言ってくださってるんですが、わたしとしては、コミック誌を数百万単位で発行している出版社さんからの初の仕事なんで、売れるものを書きたいと思ってまして。
そりゃあ、みんなそうは思うんだろうけど^^;
それは別にして、媚を売るというのではなく、読者の年齢層に合わせたものをやってみたいと。
ワースなんか好き勝手やらせていただいて、本当に申し訳なく思っているのですが、この辺の読者層の掴みが、フィードバックできるんじゃないかとも思ってまして。
増刷の話はまた別でしょうが^^;;
ああ、なんかトラウマのようになりつつあるなあ<増刷
品質に気を遣っても、売れない物は売れないという、冷徹な市場原理には逆らえません。
とはいえ、いい物を(自分のできる範囲で)作っていくという姿勢だけは、この仕事を追われることになろうとも崩したくはありません。すでに潰しがきかなくなりつつあるんで、恐怖はあるんですが、まあ、しょうがないっすね。守りに入っちゃ絶対ダメっす。こういう攻撃的な商売を志した以上は。
恐いと思ったら、悪いことは言いませんから、なにか手に職をつけておくべきですね>志望者の方々
なにも、やめろとは言いませんけども。わたしだって、おなじこと言われてきたし。
::声のおねーさんたちの話(31-Oct-97)
小桜エツ子さんがわりと、いやかなりお気に入りです。『あずきちゃん』見ている理由の半分くらいはこれ。魎皇鬼の頃はそんなに気にならなかったんですけど、だいずと『逮捕しちゃうぞ』の頼子役ですっかり転びました。ええもうすっかり。
くそう。某新作アニメで、あの役はぜひ彼女にやっていただきたかったのですが、まあ、いいや。決まっちゃったものはしょうがない(謎) 何のアニメか、何の役かは書けません;_;
ごめんなさい。この秘密は、わたしひとりの胸にそっとしまって、墓まで持っていくことにしよう。うむ。
あ、あと、『クレヨンしんちゃん』のミミ子くんもいいよね。うん、いいよ。
それから、大運動会がかなりいいです。もともとTV版『エルハザード』が好きだったので、『サミー』も面白かったし、同じスタッフなので期待してたんですが、案の定でした(笑)
『あずきちゃん』の川田妙子さんが、よもやあんな役をやるとは。かおるちゃんのお芝居はネイティブじゃなかったのですね。
いや、いいことではないかと。今度『アラレちゃん』もやるらしいし。
しかし、阪口あやさんはちっとも変わってない。おにーさん(たぶん)はうれしいぞ(笑) あの棒読みな感じが大好きです。あのアフリカ娘は、『ロケットガール』シリーズのマツリに似た感じがするんですが、阪口さんの起用を考えませんか?>野尻センセエ
ということをここに書いてどうするのか(笑)
でも、本命は渕崎ゆり子さんなのね(笑) なんの本命なんだか。
あと、榊原良子さん。物書きやってるからには、自分の作品を是非そういった方面でやってみたいじゃないですか。そのとき、お願いしたいな、と。こんなもの、現実の前では淡い夢に過ぎんのですが;_;
いや、あきらめてるんじゃなくて(そうなのか(笑))、キャストの起用に作者の意図を反映させるのにも限界がありますからね。
おお、してみれば大谷育江さんもいいぞ。ピカチュウはそんなに興味がないんだけど(というか、本人っていう気がしない)、『エーアガイツ』で人間の言葉をちゃんと喋ってるのが(笑) エスカフローネの猫娘(笑)も。
よく考えてみると、わたしの好みというのは、エキセントリックな(失礼!)声質のおねーさんがたに集中してますね。
榊原さんは例外としても。
で、魂の故郷は岡本茉利さんなんですが――もういいって。
::仕事関係とか(31-Oct-97 修正6-Nov-97)
ああ、書き忘れたけど飯塚雅弓さんも(わかったから)
先行きが見渡せませんが、仕事はたぶん順調です。もし、わたしの本に興味を持っていただけて、しかもその本が本屋さんにない場合は、できればご注文ください。とかなんとか言いながら、自分の本を回収するときに、ない本屋さん選んで注文すりゃいいじゃん>自分
あんまりこの辺、強いことは言えませんね。売れないのはこっちが悪いわけで。悲しいかな、売れる本はなにせんでも売れるのですよね(営業さんの努力ってのもありますが、それも「これは売れるぞ」という判断あってのことなわけで)。まあ、ヤング・アダルトというジャンル全体が、凋落傾向にはあるわけですが。
いずれにせよ、現状に安住しないで済んだぶん、苦しめのスタートはよかったのだと無理やり納得することにして、仕事が続けられるようがんばろうと思ってます。
ところで、わたくし、じつはヱロ小説方面もやってみたいと思っております。
いや、これほど難しいものもないということはわかっておるのですが。
だからこそのチャレンジなわけで。
そういった関係の文庫とかノベルズを出版されている関係者の方、いかがでしょう^^;
安くしときますよ。
そんな、間に合ってるとか言わないで。