その翌日。とにかく仕事を急いで仕上げねば。もう待ったなし。
まだカゴは片づけていなくて、つい目が行ってしまう。ちょうどブランコの位置との間にぶら下げるタイプのおもちゃがあるのだが、それがブランコに乗ってる天に見えるのだな。あるいは格子にしがみついてる。
まあそれは一瞬で、すぐに思い出して目を切るのだが、部屋に戻ったり、視線が向いた瞬間に、ああ光を入れてやらなきゃとか、寒いんじゃないかとか、そんなことばっかり頭に浮かんでしまう。もう習慣になっているんだなあ。でもそれも、一週間もすればきっと慣れるんだ。まあそういうもんだ。
自分の親だってそんな感じだったから。でもってそれでいいんだと思う。やらなきゃならないことが多すぎる。たとえば息をすることとか、腹を減らすこととか。
午後からナノをプールに連れて行く。週末に習いに行ってるのだが、先週、今週といないので、振り替え授業を受けるため。本人も楽しんでいるので問題なし。いやがったらやめさせる所存。ただ、筋力とか結構発達に重要な役割を果たすらしいので、楽しんでくれている間は続けてもらう。
授業の間はあっついギャラリーで見学しているしかないので、食べそこなったお昼と、夕飯の買い物に。なんだかんだで結構時間を食い、戻ったのは終了15分前だったりな。ひでえ。でもちょっと見たけど、バタ足とかできるようになってる。カミさんによればビート板使ってもだめだったらしいので、なかなかの進歩だ。
で、帰ってナノは昼寝。自分は夕飯の仕込み。つっても、鶏肉に塩ふっておいとくだけ。ツイッターで以前教えてもらった鶏肉の臭みをとる方法。なんか鶏肉蒸したり揚げたりしても、微妙に臭い（腐臭ではなくて生臭い系）のでどうしたもんかと考えていたのだが、これをやって汗をかかせ、それを全部ふき取ってから調理すると、これがあーた、鶏のいい味だけが残るのな。ここまで効果があるとはびっくり。ていうか自らの不勉強を恥じるぜ。
なにを作ったかというと鶏の天ぷらもどき。ざっくり一口大に切った鶏もも肉に強力粉あたりをまぶして、卵入れて、酒、塩、コショウぶっこんで、がちゃがちゃ混ぜて、それをフライパンに多めの油敷いて軽く揚げ焼きしてから水オーブンで焼くという。
揚げたのと違って油の処理が面倒じゃないのと、あんまり油使わない（健康的な意味ではなく、純粋に消費量）のと、水オーブンで焼くと多少火を通しすぎても固くならないという点がいい。失敗がほぼなし。水オーブンなのでちょっとやそっとじゃ焦げないし。
で、できたの食べたらこれがうまい。臭みないのが素晴らしい。
というわけで、ウチにお客さんで来たときは、これが前菜で出ると思って覚悟してください。飽きても出すぞ。いろいろ考えなくて済むから。
最近いろいろあって、クラをカミさんの部屋から解放した。というか、出入り自由状態にした。とたん、カミさんの部屋にちびが常駐し、クラは寝室とリビングの往復。ちびと鉢合わせると威嚇上等。なんかカミさんたちと寝ているときにちびが寝室に入ってきたら、カミさんの胸の上に飛び乗って、思いっきり威嚇を始めたそうだ。「これは自分の！」という意図を感じたそうだ。「これ」ですかトホホ。
ていうかいい加減ちびも近づかないって選択肢があることを学べ。お願い。
